Personal Balancing Care Therapistとして活動しているKumikoさんが発信している「アーユルヴェーダ的発想を取り入れる」シリーズ。
第一回目はVata(ワータ・ヴァータ)<風>の体質 第二回目はCapa(カパ)<水>の体質 第三回の今回はPitta(ピッタ)<火と水>の体質 を紹介してきました。 しかし、実際のトリートメントにどう活用していって良いのか?! という事で、一連の流れ・考え方などのケーススタディを紹介します。
前回のAさんの症例はこちらからチェック。
カウンセリング
Bさんの場合
見た目の身体的特徴以外に、Bさんの自覚症状は
この事から、Bさんの生まれもった体質と、現在どのようにエネルギーバランスが変わったのかをカウンセリングした結果、ワータ(風)とピッタ(火)となりました。 体質以外からのエネルギーの影響もあります。
トリートメントのポイント
あがり過ぎているワータ(風)の鎮静とピッタ(火)の鎮静がポイント
重性が必要なので、オイルはセサミベースのマハーナーラーヤナ(主成分:セサミオイル、牛乳、アスパラガス、その他15種類くらいの生薬を煮たてたもの)を使用しました。
マハーナーラーヤナ オイル
強いワータ障害がある人に効果があるオイル。
具体的ケア内容と順番
Bさんは、椅子に座っているのに頭がフラフラ動くほど、ヘッドマッサージから既に入眠状態でした。アーユルヴェーダのヘッドは、ほとんどの人が’’落ちて’’しまいます。ボディケアも、もちろん入眠されて、ケア後はお顔の表情までも違いました。
その後も、その日は数時間眠り、次の日大量の排泄があったそうです。
ホームケア
ホームケアは、保湿や栄養補給にもなるセサミオイルの塗布とセルフマッサージ。
セサミオイルは基本全身に使える(目以外)うえ、保湿、栄養補給、抗酸化、温め、デトックスなど様々な作用があります。 「やらなければ」と思うようなホームケアを増やすとそれ自体もストレスになるので、今回はとりあえずシンプルなアドバイスだけにしました。 もし他にもアドバイスをしたいという事であれば、マルマというツボみたいなもの(中医学のツボの概念・価値観が若干違う)やアディパティ(頭頂にある百会と同じポイント)みたいな場所を意識してマッサージするのも良いですね。 リンパの流れではなく、エネルギーの方向でマッサージをするので、中心から末端(腰から足先へ、腕の付け根から指先へなど)へ向けて流します。 さらに、アーユルヴェーダ的に!というのであれば、洗うのが面倒でなければ、オイルをつけてヘッドマッサージもアドバイスできます。
アーユルヴェーダ情報提供者 Kumikoさん
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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