Pitta(ピッタ)
ピッタは、アーユルヴェーダの5大基本要素である「空・風・火・水・土」のうち「火」と「水」を合わせ持った体質で、特徴としては「熱・鋭・軽・やや油性・液性・臭・流動性」ですが、体内での働きとしては「熱・酵素・消化・変換・代謝」です。
ピッタ体質の特徴
日本では梅雨が明けると、ピッタの時期である夏がやってきます!
※ちなみに、梅雨はジメジメして第二回目のカパの時期と思いがちですが、降ったり止んだり、日によってもコロコロ変わるので第一回目のワータの時期になります。 ついつい夏を満喫して日焼けし過ぎたり、夏に食べる辛い物やアルコールが癖になっていませんか? イライラ、赤み、炎症、体臭が出る、胃が荒れる、痔、下痢、のぼせ、火照りなどの症状が出てきたら、要注意です。せっかくの短い夏、身体も心も喜ぶ程度に楽しみましょう! 日頃からパソコンやスマホなどの電化製品を沢山使ったり、化学調味料や農薬、放射能、化学肥料、ホルモン剤、遺伝子組み換え飼料で育てられた食べ物を摂っている現代生活も、ピッタを上げる要因になります。その為、さらにピッタが上がりやすい夏は要注意です!
Q:なぜ現代生活の環境がびったを上げるのか??
ピッタの体内の役割として消化・変換・代謝など、熱やホルモン・酵素などを使って生体科学的な反応を司るという役割があります。その為、外部からの化学的物質や電化製品からなどの電磁波の影響があるとピッタを上げてしまうことになります。 ちなみに、ワータの体内の役割は運動機能や感覚機能、神経系。カパの体内の役割は組織結合です。 食べ物を食べて排泄するまでの行程で考えると、食べ物を移動させていくのはワータの働き、消化の段階で栄養素に変えているのはピッタの働き、栄養が吸収され新しい細胞を形成するのはカパの働きになります。
Pitta(ピッタ)体質の人のケア
キーワードは「冷」。
「冷」と言っても、現代社会では、エアコンや冷たい食べ物・飲み物が当たり前の生活。そのため、肝心な体内が冷えきってしまいます。 現代のピッタケアでは、まず十分なカウンセリングをしましょう。
単純なピッタであれば、ココナッツオイルでのトリートメントは「冷」が入るのでおすすめ。「単純なピッタ」とは、日光に浴び過ぎた、ピッタを上げるような熱いもの・辛いもの・酸っぱいもの・塩辛いものを摂り過ぎた、感情的にイライラすることが多かったなどです。 トリートメント後にメロンやスイカなどを少量お出しするのも、味覚とともに楽しめます。
現代的な複雑なピッタであれば、直接身体を冷やさず、自然と触れるような「静」のエネルギーがある環境作りも良いと思います。「複雑なピッタ」とは、電化製品・化学物質などから受ける影響、冷たいものを摂取し続けたり、冷房が効いている環境にいるなど体内を冷やしているなどです。
「静」のエネルギーの環境作りには
トリートメント後のセルフケアとしては、「静」を取り入れられる自然の中での散歩や、温度が低めな風呂(スパ)のおすすめが良いでしょう。
アーユルヴェーダ情報提供者 Kumikoさん
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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