今回新しく情報提供してくれるKumikoさんは、実は以前「海外から日本へ戻る」ページ用でインタビューをした育児休暇中だったセラピストさん。
セラピスト用に、アーユルヴェーダ的発想を取り入れた講座を頼まれて始めたという情報を知り、私もスカウトしました(笑)
アーユルヴェーダと言うと、シーローダーラを思い浮かべたのは私だけではないと思います。
でも、ここでシーローダーラを語る訳ではありません(笑)
アーユルヴェーダと言うと、「インドやスリランカ、ヒマラヤなどの地域で発祥した伝承医学」とか「Ayuh(生活)+Veda(科学)=生活科学」などと答えるのが的確かもしれませんが、Kumikoさん自身は「究極のパーソナルケア」と考えているようです。 なぜなら、古代からの生活すべての根本であり、そして、個人の生まれ持った体質に、生活状況や時間、年齢、季節などを合わせた上で症状の原因を把握し、施術の方法をアレンジできるからです。 そんなKumikoさんは、Personal Balancing Care Therapistとして、セラピストに役に立つようなアーユルヴェーダ的発想を取り入れた情報をシェアしてくれる事になりました。
Vata(ワータ、ヴァータ)
第1回目の今回は、Vata(ワータ、ヴァ―タともいう)<風>の体質についてお話していきます。
ワータは、アーユルヴェーダの五大基本要素といわれる「空・風・火・水・土」のうち、「空」と「風」を合わせて持った体質で、特徴は「軽・動・小・冷・乾・不規則・断続的」です。 ワータ体質の特徴として
調子の良いときは、明るく、どんな人ともすぐに打ち解ける社交性があったり、発想や感性が豊かであったり、運動が得意だったり、みんなを動かしたりします。 日本も含め、北半球では今ちょうど寒い冬の時期ですね(ワータの季節)。もともとワータ体質の多い日本人は、ワータの特徴である「冷・乾」という特徴が増し、「神経痛・腰痛・頭痛・不安・乾燥・便秘」という症状を抱えたクライアントさんが沢山いらっしゃるのではないでしょうか。慌ただしく動いてる人は尚更ですね。
Vata(ワータ、ヴァータ)体質の人のケア
ケアとしては、逆の性質を足していくことで、増えすぎたワータを低下させていきます。
「油性・温・重」がキーワードになります。アーユルヴェーダでは、自然のものを使用することが原則なので、例えば施術にホットストーンであったり、ハーブボール、足浴を取り入れたり、働いている施設によっては、お風呂・温泉などを組み合わせるというのもお勧めです。
また温めたセサミオイルも、この「油性・温・重」を満たしているので、使用をお勧めします(温めたセサミオイルの作り方は、下記参照)。
体質というのは、その人の受精卵の時に基本要素の割合が決まり、生活、時間、季節などの影響を受け、バランスを崩すことで不調になります。 今回は単純な「ワータ体質」の内容ですが、アーユルヴェーダでは7つの基本体質(ワータ体質、ピッタ体質、カパ体質、ワータピッタ体質、ピッタカパ体質、ワータカパ体質、ワータピッタカパ体質)があります。 人それぞれ外見も性格も違うように、個人の割合というのは単純には決められませんが、ワータ体質が見られる方には、是非ご参考にしてみてください。
私自身の現場では、ココナッツオイルとセサミオイルを状況に合わせて変えているんですが、セサミオイルはキュアリングしてる訳ではありません。
さらに、昔働いていたスパなどでは、オイルをタオルウォーマーにいれてオイルを温めていたりしていました。 そのあたりも、Kumikoさんに聞いてみました。 ’’ キュアリング済みの常温でも栄養はあるので、効果はありますが、アーユルヴェーダ的にはセサミオイルは必ずキュアリングしてください!アーユルヴェーダでは必須です。キュアリングしたオイルをトリートメント直前に湯煎などで温めて使うことが、ワータの「冷」を改善する目的に適しています。 タオルウォーマーでオイルを温める件ですが、アーユルヴェーダは自然の物を使って、というトリートメントなので、私からあえてお勧めはしませんが、そのあたりは状況や環境・目的に合わせて下さい。''
今回のように、今後もKumikoさんからの情報をブログでアップデートしていきます。お楽しみに!
アーユルベーダ的情報提供者 Kumikoさん
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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