海外セラピスト.com
  • ホーム
    • 海外で既に働いている >
      • Continue Education
      • マッサージ協会・保険
      • オーストラリアで永住権
      • オランダで永住権
    • 日本から海外へ出たい
    • 海外から日本に戻る
  • メンバー専用
    • セラピストインタビュー
    • チームセラピストからのコンテンツ
    • サービス >
      • チームセラピストへ個人相談(有料)
      • オンライン講座(有料・無料)
  • ブログ
  • チーム自己紹介
  • コンタクト
いざ日本へ帰国
​
頭に過るのは、、、

不安?それとも期待?
これは私は経験してないので、実際日本に帰国した人に聞いてみましょう!

画像
左:姉Kumiさん 右:妹Shokoさん

ハワイへマッサージ留学 Shokoさん

ワーキングホリデー制度がない国だったり、ビザ状況によっては外国人が簡単に働けない国もありますよね。そういう環境だったセラピストさんへのインタビューを掲載しています。参考にしてください。
日本でセラピストとして働いた後に、ハワイへ10ヵ月間のマッサージ留学へ行かれた妹さんのShokoさんと、語学留学で1年程アメリカへ渡ったお姉さんのKumiさん。現在は姉妹で、”ボタニカルアロマ”というホリスティカルハーブテントとマッサージのサロンを、福岡の自宅で経営されています。
インタビューを読む
​ーーお二人はこの業界にはいるまで、何をされていたんですか?
Kumi(以下K)「元々歯科助手の仕事をしていました。Shokoが祖父母の面倒を見ていたのですが、祖母が亡くなった後にバトンタッチして、離職して7年くらい認知症の祖父のお世話をしました。祖父が亡くなり、流れに乗っていたら現在の状態にたどりつきました。」

Shoko(以下S)「私は祖父母の面倒を見ながら、とんかつ屋さんのアルバイトをしていました。ずっと通っている整体師さんのお客さんがお店を出すとの事で、リラクゼーション系のお店で働いてみない?っと誘われたのがきっかけです。それまではオーラソーマを学んでいました。」
​

​ーー祖父母のお世話を長年されてたなんて、とても家族思いなお二人ですね。Shokoさんが、オーラソーマを学んだきっかけって何ですか?オーラソーマのセッションも自宅サロンでされているんですか?
S「当時、”オーラの泉”というTV番組が放送されていて、目に見えない世界のことを知ると腑に落ちることが沢山あり、もっと精神世界のことを知りたいと思ったのがきっかけです。あと、色が人に与える影響などにも興味がありました。 私が学んだ先生は、瞑想が主で、テキストで学ぶというよりは、”個人の感覚を育てる”というか、ざっくり言うと楽に生きるきっかけを学んだと思います。オーラソーマを自宅サロンでする予定はなく、どちらかと言うと、自分を知るためのツールになりました。」

ーーオーラソーマは自分を知る為のツールとして、とても人気ですよね!その後、リラクゼーション業界で経験を積んだ後で、何故ハワイだったんですか?
S「スリランカでアーユルヴェーダを学ぶかハワイでロミロミを学ぼうと考え、イメージでハワイに決めました(笑)。その当時日本を離れたかったんです。何かがあったわけではありませんが、日本にいてもしょうがないと思ったので。」

ーーハワイのマッサージスクールはどうでしたか?ロミロミを勉強されたんですか?私の住んでいるオーストラリアと違って、アメリカの学生ビザの条件では働けないと聞いているんですが、どのようにやりくりされましたか?
S「学校では、スウェディッシュマッサージがメインで、+αでロミロミとホットストーンマッサージを習いました。働くことは完全にNGです。スクール内でのインターン中(マッサージ実習)のチップは許容範囲?!(でも大きな声では言えません)でしたが、貯金を崩しながらの生活でした。

ハワイ州のライセンスを取得する事が
希望だったので、ライセンスに必要な現地のテスト(英語)には合格していたんです。しかし、ライセンスを取得するにはソーシャルセキュリティナンバーが必要で、そのナンバーを取得するには最低1年半は滞在する必要がありました。

当初、私は1年半の滞在する予定でしたが、色々考えたあと、ライセンス取得にこだわるのは無駄だなっと判断し、ソーシャルセキュリティーナンバーを取ることはせず、10ヵ月の滞在で切り上げて日本へ帰国しました。」
画像
ーーハワイ前は日本を離れたかったそうですが、日本へ帰国しようと決めた時はどういう心境でしたか?
「実は帰りたくてしょうがなかったんですよ(笑)何か退屈になってきて・・・」

ーーえ!ハワイが退屈(笑)?でも、働く事が出来ないなら、そこそこの資金力がないと観光客みたいにお金使えないですしね・・・。現実的な問題もありますよね。
「そうなんですよね。やっぱ働けるのと働けないのでは違いますね。」

ーーハワイ州のライセンスを取得する予定だったという事は、ハワイに住みたいという希望があったんですか?また、卒業して資格を取る事とライセンスを取得する事の違いって何ですか?
「そこまで考えてませんでした。取れれば良いかな?ぐらいにしか思ってなかったです。資格を取れても、ライセンス登録をしないと現地で働けません。なので、私みたいに資格取って日本に帰るのであれば、卒業して資格だけとれば問題ないです。」

ーーなるほど。ちなみに、お姉さんのKumiさんは語学留学してるようですが、Shokoさんは英語は大丈夫だったんですか?
S「いや、全然でした。知り合いのアメリカ人にハワイに留学するって言ったら、”英語必要ないよ〜、ハワイだから日本語で全然大丈夫だよ!”って爆笑されてたんです。アメリカ人が言うから間違いないだろうと、その言葉を鵜呑みにして語学の勉強もせずに行ったら大変でした(笑)甘かったです。」


画像
​ーーえええ!授業って全部英語ですよね?どうやって、こなしたんですか?
「現地のスクールではあるんですが、日本語コースがありました。授業は日本語でしてくれて、テキストは英語でした。ただ、マッサージの実習中はロコがマッサージを受けに来るし、買い物する時は必ず話しかけられるし、コミュニケーションは単語とジェスチャーでやっとといった感じでした。」

ーーへー!そういう日本語コースがあるんですね。さすが日本人が多いハワイだけありますね。学校の申し込みなどはどうされましたか?留学センターとか何か利用したんですか?
「ネットで検索して全部自分で手続きしました。留学センターを使うことは、なぜか頭に思い浮かばなかったです(笑)私は、専門学校みたいなスキル習得を目的とする学校に行く場合に発行されるM-1ビザを取得したんですが、ビザ取得の手続きは大変でした。ちなみに、ビザ取得の動機を書いた英文のエッセイが必要だったんですが、それだけは業者さんに添削してもらいました。」

ーービザ絡みの書類手続きは本当に大変ですよね・・・。ちなみに、日本語のコースなんですが、日本人の生徒さんは結構いましたか?
「半々でしたね。日本人の生徒ではあるんですが、ほとんどが現地に住んでる人ばかりで、私みたいに日本から来ていたのは、私を含め3人だけでした。」

ーーそうなんですね。学生ビザの環境下では働けないとなると、日本から行くにはハードルが少しあがりますもんね・・・。ちょっと話がさかのぼりますが、ハワイの学校ですが、オーストラリアみたいに既定のマッサージ実習時間をパスしないと資格もらえないんですか?

「資格が欲しいだけなら、インターンをする必要はないです。日本の学校と同様にカリキュラムを修了すれば卒業証書はもらえます。ですが、ハワイ州のライセンスを取得する場合は必ずインターン実習が必要です。

私の場合は、ハワイ州のライセンスを取得する予定だったのでインターン実習はしましたが、結果的にはラインセンスを取得せず卒業証書だけもらって帰国したので、する必要はなかったな・・・って感じです。実習とはいえ、経験者にとって無償で働くのは正直いうと苦痛です(笑)」

ーーそうなっちゃいますよね(笑)ただでさえ、滞在中働けないうえに、実習とはいえ無償でマッサージするのは金銭的・精神的に多少のダメージがありますね(笑)そんなハワイでのマッサージ留学を経て、姉妹2人で一緒にビジネスをしようと思ったのはなぜですか?
S 「特に理由はないです(笑)」
K 「ハーブスチームテントの体験に行ったんです。そして、テントに入った後にマッサージを受けると、相乗効果でリンパの流れがよくなるんですよね。そして、これでビジネスをするにはマッサージの経験が既に豊富な妹が私には必要でした(笑)」


画像
自宅サロンの様子
ーーそうなんですね(笑)ちなみに、ハーブテントに出会ったきっかけは何でした?そしてハーブテントをビジネスにしようと思ったのはなぜですか?
S「たまたま福岡で体験できると聞いたので、姉と体験しに行きました。体験したら、ハーブの香りが良いし、サウナのように息苦しくないし、汗もいっぱいかけるし、代謝が下りつつある30代半ばの私達にピッタリでした!!そして、個人的に欲しくなり、個人で持つなら仕事にしてもいいかぁ!とりあえずやってみよう!というゆるい考えで始めました。」

ーーどちらが先に話しを持ちかけたんですか?
K「んー・・・一瞬の差で私が先にもちかけたのかな?(笑)でも、2人共 ほぼ同時に決めたと思います。」

ーータイミングが合ったんですね、きっと。どうして自宅サロンにしようと思ったんですか?いつ開業されたんですか?
K「祖父母が亡くなり、家が1軒空いていたので、せっかくなので空いたスペースを有効活用しようと思いました。2016年3月15日から開業しました。」
​​
画像
自宅サロンでの施術風景
画像
ハーブテント内の様子
ーーそれもまたタイミングですね。ハーブテントで使うハーブはお客さんが選べたりするんですか?
K「そうですね。心とカラダに働きかける『ホリスティックブレンド』4種類と、ひとりひとりが持つ個性や体質を生かしながら、マインドも健康もバランスをとる『エレメントマトリックス』4種類の計8種類を用意していますので、そこから選んで貰います。」

​
ーー実はインターネット上で、ちょこっとだけ見たことあったので気になってたはいたんですよね、このハーブテント(笑)そして、その後にマッサージをするんですか?
S「そうですね。ハーブに香りがついているので、基本的にはアロマなどは使わず、オイルマッサージをします。必要に応じてアロマも取り入れる事もあります。」


ーー自宅サロン開業にあたって、一番大変だったことは何ですか?集客はどういう風にしましたか? 
​K「収入を増やすことを考えると、集客はいまだに課題です。SNSと口コミが中心ですね。大変だったことは確定申告ぐらいです(笑)」

ーーほんと、そうですよね(笑)!個人事業主になると確定申告やられますよね、特に最初は。経理担当はどちらがされているんですか?
K「面倒なことは全て、妹のShokoが押し付けられてます。」
S「責任あることは丸投げされてます(笑)」

ーーお仕事はこの自宅サロン一本ですか?それとも掛け持ちか何かしてますか?

S「姉はこの自宅サロンのみで、私は事務職もしています。サーフィンが趣味で、生活は仕事と趣味が半々という感じです。」

ーー仕事と趣味の半々生活良いですよね~。ちなみに、姉妹で経営しているという事ですが、ケンカした場合は仕事に影響ありますか(笑)?
K「見えないところであります!!(笑)」


ーー お話しを聞いていると、とてもゆるーい、流れに身を任せ、肩に力が入っていない姉妹という印象です(笑)サロン経営もかなりマイペースでされているようで、お客さんからも背中をバンバン押されている様ですね(笑)今回は、マッサージ留学経験者のShokoさんから、ハワイへマッサージ留学に行きたいと思っている人へ一言お願いします!
「私は英語が全然駄目でもハワイへマッサージ留学へ行きました。大変なんですけど、周りに色々助けられながらどうにか卒業できましたし、行きたかったら行っちゃえ~!って感じですかね」

姉妹経営のBotanical Aromaのお店・ハーブテントが気になる!という人は、コチラからホームページが見られますよ。


余談ですが、元セラピストの方から紹介して頂いた日本在住のこのお二人。オーストラリアに住む私と意外な共通点がありました。
このハーブテントの全ブレンド監修をしているナチュロパスのなみさんと私は、実は「8週間で子育てを楽にする Food Therapy」という実践型オンラインプログラムで8人の専門家の一員として参加していたんです(私はセルフマッサージを担当していました)。直接お会いしたのは一度だけですが、世界
は狭いな!と思った今回の出会いでした!
​

画像

日本で違う仕事をしていたsatsukiさん

日本→オーストラリア→日本
オーストラリアへ渡る前は、日本で化粧品販売の仕事をしていたSatsukiさん。
しかし、元々は美容師アシスタントとして勤めており、アレルギーを発症したために転職したのだそうです。
​
インタビューを読む
ーーオーストラリアへ渡る前は、日本で化粧品販売の仕事をしていたSatsukiさん。しかし、元々は美容師アシスタントとして勤めており、アレルギーを発症したために転職したのだそうです。美容師を目指していたという事は、元々”手に職”に興味があったんでしょうか?
「そうですね。高校生の頃から、手に職をつけて海外へ行きたいと考えていました。美容師は続ける事ができなくなった為、オーストラリアの化粧品ブランド店で販売をしながら機会を伺っていました。」

ーー”手に職”の仕事は色々ありますが、この業界にはいろうと思ったきっかけはありますか?
「ストレスで慢性疲労症候群になった時に、整形外科、整体、鍼など色々通ったんですが、全く治らなかったんです。そんな時、たまたま行った治療系アロマサロンのセラピストの方が、身体を触っただけで”大変でしたね”と、ストレスを理解してくれた事にすごく救われたんです。心のストレスが身体に影響を及ぼす事、またそれを語らずして理解できるなんて素晴らしい職業だと思った事がきっかけです。」
​
​ー素敵な経験ですね!そのセラピストさんが聞いたらきっと喜びますね。日本では全くマッサージ関係は習わずに、オーストラリアへ渡ったんですよね?
「
日本ではセラピストとしての経験はなかったんですが、販売の仕事をしていた時に、アロマスクールに通って資格だけは取りました。そしてワーホリを利用してオーストラリアに行きました。」

ーーすぐに現地の資格を取りましたか?それとも、アジア・日系のお店などで働きましたか?
「現地の資格もないし経験もないので、ローカルの掲示板や人に聞いたりしてアジア系のお店で働きました。無資格・有資格者が混ざって働いている所でした。研修を受けたというより、最初は見よう見まねでした…。」

ーー最初のステップとしては、そこでの経験は良かったですか?
「そうですね。アジアや、ヨーロッパの色んな国から来たセラピスト達と働いて、面白さや奥深さを感じました。その中でリメディアルマッサージの存在を知り、探究心がどんどん深まっていきました。そして、働いてる所で日本人のリメディアルマッサージセラピストと出会い、オーストラリアでDiplomaを取得してリメディアルマッサージセラピストとして仕事をしようと決断できました。なので、そこで最初に働けたことは良かったです。」


ーー実際に資格を取得して働いてみてどうでしたか?
「ホテルのスパで働いたり、スクールが提携している地元のラグビーチームで、マッサージをする経験も出来ました。学校で習った事を活かしたいなと思い、治療系クリニックで働いてみたい希望もあったんですよね。そして
、代打でカイロプラクターのクリニックでも少し働きましたが、大した仕事は出来なかったです(笑)カイロプラクターともコミュニケーションが上手くとれず、雰囲気だけ味わったという感じで終わりました。

そしてそれらの経験から、ホテルのスパみたいにインテリアが素敵で、素敵な音楽がかかっていて、綺麗な空間で働くのが自分は好きなんだなと自覚しました。」
​

画像
マッサージスクールでトレーニング中の風景
画像
マッサージスクールの卒業式
​ーー色々経験できたからこそ、自分の働きたい環境が分かったんですね。コミュニケーションがうまくとれなかったと先ほど言っていましたが、他にも何かぶち当たった壁みたいなのはありましたか?
「どうも私はワーカホーリックな性分というか真面目な日本人気質と言いますか…(笑)オーストラリアではいつ仕事を失うか、ポジションが失くなるかという不安から、休む事が出来なかったんですよね。
自分のリミットも知らなかったので、繁忙期に朝から深夜までぶっ続けで2週間近く毎日働いたんです。そしてある日突然、朝起きたら腕が全くあがらなくなってしまいました。その後2週間近く働くことができませんでした。」​

​ーーコミッション制なうえに、フットワークが軽くフレキシブルなセラピストが重宝されるお店とかあるので、そういう所で働くとですね…ちょっと気を緩めると他の人がどんどん仕事取っていっちゃいますもんね…。
​そんな腕があがらなくなるほど仕事したって事は、やっぱ繁忙期のあいだに学費とか稼ぎたかったとかですか?目安で聞きたいだけなんですけど、燃え尽きちゃったぐらい働いてみて、1週間でどれくらいの収入を得たんですか?

「1週間で2000AUSドルぐらいです。学費も全部払ってあったので、今思えば何の為にそこまで働いたのかは分からないです。そこに仕事があったからやる!という感じでした(笑)」


ーー独立してやっているならともかく、コミッション制で働いて1週間で2000ドルは結構なマッサージ本数しないと到達できないですからね。短期だからOKと思ったんでしょうが、それは働き過ぎですね(笑)男性ならともかく、女性セラピストの場合、数をこなして働いても私は大丈夫!と思っていても、手を痛めて仕事出来なくなったケースを沢山知っているので、やはり自分で調整管理していくのって大事ですね。
「そうなんですよね…。あの時は、セラピスト仲間が応急処置として指圧をしてくれて、その後だいぶマシにはなりましたが。」

画像
ーーそういう時のセラピスト仲間はありがたいですよね。そんなちょっと苦い経験もしたSatukiさんですが、日本へ帰ろうと思ったきっかけは?
「ビザですね。ワーホリ→学生ビザ→セカンドワーホリビザと切り替えていって、計3年9カ月程滞在しました。そして、セカンドビザが切れる時点で一旦帰ろうって思いました。やり切った感があって、もう十分働いて、経験も沢山できたと思いました。なんか燃え尽き症候群みたいな感じでした(笑)」

ーー名残惜しく帰国するよりは、いいんじゃないでしょうか。日本へ帰国して何をしようと思いました?
「まずは休みたかったです。先ほども言いましたが、オーストラリアではいつ仕事を失うか、ポジションが失くなるかという不安から休む事が出来なかったので、まずホリデーを取りたい!と思いました。」

​ーー普通逆ですよね(笑)日本で働き過ぎたからオーストラリアではマイペースで働きたい…みたいな!実際に帰国して休めました?
「はい。働きたいと思えるまで働かず、半年ぐらい行きたい所に旅をしていました。」

​ーーちょっとホッとしました(笑)ちゃんと休めて良かったですね。日本で就職活動した時はどうでしたか?
「オーストラリアでの経歴が役に立って、仕事探しにはそこまで苦労しませんでした。最初に働いた会員制クラブのスパでは、お客様やボス、働いているセラピストも含め外国人が多かったので、オーストラリアの延長気分で働けて、違和感なく仕事ができました。


しかし、知り合いの紹介で働き始めた次の会社では、オーストラリアと日本での働き方のギャップがかなりあって大変でした。良くも悪くもEasy going気質なオーストラリアで4年近く働いたので、日本の労働環境の繊細な気遣いさなども含め調整するのに戸惑いました(苦笑)」
​

ーー海外在住が長い日本人なら他人事とは思えない現実ですね~。海外在住1-2年ぐらいなら感覚戻すのにそう時間はかからないでしょうが、3年以上になると考え方が変わってきてますからね…。日本で働くことで得られる事はありますか?

「初めは戸惑いましたが、やはり丁寧な接客を学べたり繊細さを身につけられたりできる事ですかね。」

ーーまた海外に出たいと思いますか?
「はい!新しい事を学びたいし、色々な国のセラピストと出会って交流したいです。」

ーー色々失敗しながらも、毎回そこから何かを学び、次に活かしているSatsukiさん。帰国後、日本の労働環境に戸惑ったと言いつつも、現在は東京のホテルのスパでマネージャーをしているという適応能力の高さ!そんなSatsukiさんから海外へ出たてみたいセラピストへ一言!
「行きたいなら行った方がいいと思います!自分の思い描いている理想の姿は、頑張っていればその通りに、いつのまにか叶っていると感じます。もちろん大変な事も沢山あって、つらい思いも沢山しました。ですが、初心に戻って軸がぶれなければ、必ず応援してくれる人や手を貸してくれる人に出会えますよ!」
​

Reflexology class online
Easy anatomy online class
Myofascial Release online
Picture

日本でエステティシャンだった KUMIKOさん

日本→オーストラリア→日本

オーストラリアから帰国後、セラピストとして経験を積み上げていき、現在は育児休暇中のKumikoさんです。
インタビューを読む
ーー​日本でエステテイシャンだったKumikoさん。オーストラリアで過ごした後、日本に戻って現在は育児休暇中です。エステではどういう事をされてたんですか?
「10年間、同じ会社でフェイシャル、アロマ、リフレ、ネイルケア、痩身(そうしん)、カウンセリングなどしていました」
​

ーー日本でエステテイシャンになったきっかけは何だったんですか?
「
美容、健康に興味があったことと、他の人が代わりにできる仕事はしたくなかったという思いがありました。​」

​
ーー10年同じ会社で働きながらも、なぜ海外にでようと思ったんですか?
「当時付き合っていたカナダ人の彼がオーストラリアにワーホリで行くというので、じゃ~一緒に行こうかなと思っただけです(笑)10年間やってきた仕事と生活から一度離れる決意で行きました。ただ、オーストラリアへ行く前に、彼とは別れましたが、、、自身の旅だと切り替えて行きました。」
​

ーー結構きっかけは単純だったんですね(笑)その後、オーストラリアではセラピストとして何をしていたんですか?
「リゾートホテルのスパで働いていました。あとは、スパ以外でも友人・知人からの依頼があれば、住んでる家・滞在先のホテルなどに出張に行ったり、自分が住んでたシェアハウスでもマッサージをしたりしていました。」

ーー私も最初はそんな感じでやっていました。ちなみに、なぜ日本へ帰ろうと思ったんですか?
「ビザが切れることと、若干オーストラリアでのんびりした生活に退屈を感じてきたため...。」

ーーそののんびりした生活が好きな私には意外な答えですね!帰国を決めた時の心境は?心配とか不安とか、逆に希望とかありました?
「オーストラリアで満喫できて良かった!って感じです。ただ、帰国当時32歳で、日本での仕事に関しては女性の年齢制限があったりする会社が多いという認識だったので、少し不安もありました。」

ーーそうですよね。。私は10年前までの日本しか知りませんが、職種によっては求人に年齢制限あったりしていましたよね...。
帰国してから何をしようと思っていました?
「何も考えていませんでした(笑)とりあえず、オーストラリアで出会った日本に帰国した彼(現在の旦那)に会おうと思っていただけです。」

ーーいいですね、その計画的じゃないところ(笑)結構好きです、そういうの。ちなみに、
就職活動は大変でした?
「それがラッキーな事に、探してからわりと早く見つかりました。」
Picture
​
​ーーどんなところに決まったんですか?
「以前から勉強したかった、アーユルヴェーダの学校とサロンをやっている会社に入ることができました。恐らく、初めのエステ業界での責任者歴があったからだと思います。ポスト店長という形で就職が決まりました。」

ーー日本からの経歴が+αになったんですね。そこでお子さん授かるまで働いてたんですか?
「いえ、転職しました。アーユルヴェーダのサロンを退職後、時間はかかりましたが、希望の就職先ハイアットリージェンシー箱根で働くことができ、チームリーダーまで経験させてもらいました。日本を出た時には想像することができないくらい、運良く働きやすい環境にいたと思います。」
​ーー育児休暇後、セラピストに復帰予定ありますか?
「まだ具体的には決めていなくて、娘が3歳になるまでは、じっくりと育児も楽しみたいと思っています。ですが、仕事に興味がない訳ではないので、手探りで少しずつできる事から復帰していくかもしれません。今後は食育とかもやっていきたいと思っています。」

ーー食育って言ってもいろいろありますが、どんな事を?
「主人がアトピー持ちなんですが、ちょうど一年前くらいに入院をするくらいひどくなってしまって...。それを機に、今までの知識も含め、和食、調味料、無農薬、陰陽、体質や季節に合わせた食事、とか色んな面で勉強をしました。今は本人の生活改善もあり、ほぼ症状がなくなるまで回復しました。それと、離乳食を通しても勉強できました。その経験と知識を今後の世の中に貢献できれば、と思っています。」

ーーそれはすごい。日本海外かかわらず、自然療法や食事内容なども勉強し、その知識などをトータル的に施術に活かしているセラピスト達も多いですよね。Kumikoさんはアーユルベーダも学ばれましたし、食育まで加わったらそんな感じの方向性でもやれそうですね。と、話はちょっとそれましたので元に戻して、、、日本→オーストラリア→日本でセラピストとして働いた経験から、海外と日本で働く事の違は感じました?
「まずオーストラリアはセラピストの資格制度がしっかりしているため、一般市民のセラピストという立場の認識が違うのは感じました。セラピストに主導権がある感じを受けます。日本では民間資格が多く、セラピストの立場が確立されていないと感じます。現在はセラピーの種類も増え、より複雑化しているように思いますし。治療目的、リラクゼーション目的、風俗系、などビジネスの多様化というのか。」

ーーそれは確かに言えますね。ただ私的にはですね、ずっとオーストラリアに住んでいると、あまりにも資格資格って感じで、セラピストの施術に個性を感じられないと思った事もあります。日本は、東洋医学視点もとりいれたユニークな観点とトリートメント・施術内容があって、それはそれで面白いな、逆に日本に習いに行こうかな(笑)と思う事はあるんですよね。日本で働く事で良かった事って何ですか?
「きめ細かいタオルワークから、お声がけ、お客様の求めていることに対しての最大限のサービスをする勉強ができる事ですね。」

ーーオーストラリア、そのへんは良くも悪くも適当ですよね(笑)また海外に出たい思いはありますか?
「ありますねー。セラピストうんぬんというより、個人として、自然が多くナチュラル思考の強い国に住みたい感じです。」

ーー日本出るきっかけは結構単純だったり、日本に戻る時は何も考えてなかったり(笑)と無計画なようで、セラピストとしてのお仕事は結構地に足がついた感じなKumikoさん。海外へ飛び出したい人達へひとことありますか?!
「百聞は一見に如か!考えるより感じ!」

余談ですが、バイクで旅するのが大好きな旦那さまと一緒に、新婚旅行でバイクでユーラシア大陸横断する!予定だったKumikoさん。バイクの旅の練習もかねて日本もバイクで旅をし、いざ出発!という時に妊娠が発覚。私は日本に残るから出産予定日までに帰ってこい、と夢だったユーラシア大陸バイクの旅を旦那さま一人で行かせたKumikoさん。男前です(笑)
​

Picture
熱さ防止のサウナハットとサウナで使うフィンランド から輸入したヴィヒタ

日本では民間資格でサウナ健康士として働いていたEriさん

日本→オーストラリア→日本


​日本でサウナ協会のサウナ健康士という資格で働いた後、オーストラリアへ渡ったEriさん。現在は日本へ戻って元の職場で働いているようです。
インタビューを読む
ーー最初、日本では主にどういう施術をしていたんですか?
「約10年間、リラクゼーションセラピスト(ドライマッサージ中心)として同じお店で働いていました」

ーー10年間同じお店ですか~。エステ経験者のKumikoさんと同じですね。なぜセラピストになろうと思ったんですか?
「小学校の時に母親が肩があがらないと困っていて、私がマッサージをしたら肩があがって、感謝された時の感動を覚えていました。あとは、世界で通用するスキルを身につけたいと思っていたからです。」

​
ーー10年働いた後で、なぜ海外へ出ようと思ったのですか?​
「海外でのマッサージ業界はどういうものなのか興味がありました。あと、日本での職場の先輩が、10年はセラピストとして働かないと一人前ではないと言っていたのを聞きましたので、10年働いた暁には海外で通用するのか試してみたいという気持ちがありました。」
​

ーー 一人前まで10年ですか!?私の場合は1000体しないとセラピストとは言えないとオーナーから言われましたね(笑)。恐らく、一人前になるには10年くらいかかると思って精進しなさいという意味なんだと思いますが、実際にセラピストになって既に10年以上たっていますが、その辺りはどう思いますか?
「10年たってまだまだやねって思いました(笑)周りに少しは気が遣えるようになったかな?
私が講習生の頃に技術を教えてくれた素晴らしい先生が、40年のベテランさんでも上手い下手がいて、10年歴の中でも上手い下手がいてるって言っていたの覚えています。たった数年経たないのに、30年以上のベテランさんよりも指名が多い人は今まで数多く見てきました。指名を長い間取り続けているセラピストさん達に共通するのは、常に技術向上の気持ちとお客様を癒やしてあげようとおもう姿勢、お客様と会社に対しても感謝の気持ちがある人だと今は思います。」

ーー私も12年たっても自分はまだまだやなって思います、、、。クライアントの数だけやり方も違いますからね。一生一人前にはならないのでは、なんて思っちゃいます。さて、話を元に戻しましょう。何のビザでオーストラリアに渡ったんですか?
「ワーホリ期間なしの学生ビザで、マッサージのCertrificate4とDiploma の資格をとりました。滞在期間は約1年半です。」
Picture
ーー学生ビザだけだったんですね。学生中セラピストとして何をしていたんですか?
「カジノがあるホテルのマッサージサロンとタイマッサージのお店で働いていました。カジノがあるサロンでは、VIPを含むいろんな国のお客様の接客を経験できて、技術面だけではなく、接客に重点を置く必要がある事も学びました。タイ式ではストレッチ技術を学ぶ事ができました。」

ーー日本でオイルトリートメントを学んでないと言われてましたが、働いたのはオーストラリアに渡ってすぐですか?それともCertificate4取るまで待ちましたか?
「Certificate4の試験が終わるまで待ってから仕事を始めました。」
​
ーーそれでは学生期間のあいだは、オーストラリアを満喫する時間に使ったんですか?
「いや~全然その時は試験で必死でしたよ!働く余裕がなかったです!」

ーーま、そうですよね(笑)日本で経験があるとは言え、英語でお勉強するってまた違う世界ですもんね。学生ビザがきれるという理由もあるでしょうが、なぜ日本へ帰ろうと思ったんですか?
「さまざまな理由があるんですけど、オーストラリアではオイルマッサージが主流だったので、日本でもオイルの技術を学びたいという事も理由の一つです。」
Picture
サーフィン界のレジェンド! 貴重な一枚!

​ーーその時の心境は?心配とか不安とか、逆に希望とかありましたか?

「心配や不安はいっさいなかったです!これからまた日本でオイルを学ぼうという姿勢の方が強かったので。帰国後、以前に働いたお店に戻るつもりでした。オーストラリアの資格があるため、興味はもたれる事は予想していましたが、とりあえず職場のルールと施術方法を習う事にして、技術面では本当に一からスタートする気持ちでした。ただ、オーストラリアでの経験をいかし、セラピストとしての自信、お客様への対応や責任など、メンタル面で希望に満ちていました。」

ーー前向きな帰国ですね。日本で働く事で良かった事はなんでしょう?
「技術が丁寧で、お客様との支え合う気持ちです。」
ーーお客様との支え合う気持ちとは?
「現在私が働いてる部署は創業60年以上。セラピスト総勢40人働いていてお客様との絆も長くて、お客様側もセラピストの状態をよく見ています。休みがちで、マッサージにもあまり力を入れてない時があったセラピストに気が付いた時には、あえてそのセラピストを指名する事で、やる気を引き出そうとしているお客様達を見た事があるんです。」

ーーみんな人間ですからね、いろいろな理由でやる気がわかない時ってありますよね(苦笑)でも、そんな中でお客様が見守ってくれるなんて、すてきですね。そんなすてきな環境で働いてるEriさんですが、一度海外に出た事で、海外と日本で働く事の違いは何かありましたか?
「言葉ですね...。日本だとコミュニケーションがスムーズに出来るので、よりお客様が安心できる状況を作れます。オーストラリアでは、その時伝えたいと思った事をその場ですぐ言えるほど英語力が高くなくて、状況によってはお客様を不安にさせる事が多々ありました。」

ーー言葉の壁は大きいですよね。日本語だったら簡単なのに、と思う事はありますね...。また海外に出てみたいですか?
「YES!!前回は日本でのドライマッサージだけの経験だけだったので、オーストラリアのマッサージ学校でオイルの技術を習ってから経験を積む事になりました。今は日本でリラクゼーションオイルの経験を積んでいるので、日本とオーストラリア両方の経験を活かして、さらに色々学んでみたいんです」

ーー​凄くこの仕事に対して真摯な思いが伝わってくるEriさん。実はポルトガル語も話せるトライリンガルで、異文化交流が大好きだそうです。そんなEriさんから海外へ飛び出したい人たちへ一言!
「セラピストは技術面も大事ですが、やはり人と人とのコミュニケーションなので、そこは人間性も大事だと思います。いろいろな事にチャレンジして、経験をして、自分なりに思い描いている立派なセラピストになってください!」
​​​
感想、他に聞きたい事がある等あれば、是非メッセージ下さい。
海外にいる現役セラピスト達のインタビューは、Eメール登録のみのフリーメンバーページへ。
海外セラピスト.com
​プライバシーポリシー
​利用規約
The Easiest Way to Create a Website. Weebly.com
サイト閲覧後、アンケートにご協力下さい!
このサイトは海外在住、もしくは海外に興味があるセラピストの為のサイト。
ご意見・ご感想・要望などメッセージ下さい!
  • ホーム
    • 海外で既に働いている >
      • Continue Education
      • マッサージ協会・保険
      • オーストラリアで永住権
      • オランダで永住権
    • 日本から海外へ出たい
    • 海外から日本に戻る
  • メンバー専用
    • セラピストインタビュー
    • チームセラピストからのコンテンツ
    • サービス >
      • チームセラピストへ個人相談(有料)
      • オンライン講座(有料・無料)
  • ブログ
  • チーム自己紹介
  • コンタクト
✕