日本の精油 芳樟(ホウショウ)を紹介した時のブログで、環境問題とアロマの関わりが出てきたので、チームセラピストのMasayoさんと一緒にもう少し掘り下げてみようと思います。
その時のブログでは、ローズウッドの話しだったのですが、今回はサンダルウッドについて触れたいと思います。日本でお馴染みのお線香も、サンダルウッドですね。
サンダルウッドの成長過程
サンダルウッドは、ローズウッド同様に木の木部を使うので、成長するまでに時間がかかります。 成長するには寄宿する他の木を必要とし、他の木に寄り添って栄養分をもらわないと成長できません。その為、プランテーションしても、1本で2本分のスペースがいります。
サンダルウッドの精油を採るには、樹齢25年の木を根っこから引き抜く必要があり、葉や花からとれる精油とは違い、何年も何年もかかります。 そして、ローズウッドの芳香の良さと価値の高さから伐採が進み、今では価格が高騰しています。Masayoの取引先でも、この数年の間に値段が2−3倍にあがったそうです。 サンダルウッドはインド産が有名で、政府による独占的な管理がされていますが、違法伐採がゼロではない状態のようです。
サンダルウッドの種類
インド原産のサンダルウッドはSantalum albumです。
オーストラリアの西オーストラリア州やノーザンテリトリー州は、数種類のサンダルウッドの原産地で、西オーストラリアのキンバリー地方ではalbum種のプランテーションが進んでいます。初回生産分がマーケットに出た時は、かなりの値段がつき、ローズウッドの2倍にもなったと言われています。 その中でもMasayoが使用している精油は、Santalum spicatumです。しかし、オリジナルブレンドや絶対にサンダルウッドが必要だと思う以外には、Masayoは使用していません。精油として取れるまでに時間がかかり、貴重なものだからこそ、大切に扱いたいと思っているそうです。その為、サンダルウッドの代わりにシダーウッドを使ったりする時もあるようです。
サンダルウッドの特性
以前、Masayoが陰陽五行ブレンドオイルを作る時に、かなり読み込んだ本「スピリットとアロマテラピー」(日本語版、英語版)の著者モージェイー氏は、「サンダルウッドは、Body&MInd&Spritがつながる場へと導き、宇宙と直接つながることができる精油」だと言っています。
その為か、インドでは、サンダルウッドの粉をグアーガムで固めて線香にしたり、第三の目の辺りにつけて儀式の時に用いられてきましたし、日本でもサンダルウッド(白檀)のお線香は最高のものとして、仏業に使いますね。
「環境問題とアロマ」というテーマで、サンダルウッドのブログを書きましたが、使うのを抑えてと伝えたいのではなく、色んな角度でアロマを理解しながら大事に使っていって欲しいというMasayoさんの思いもあります。 正直に言うと、私はあまりアロマに詳しくないセラピストだったんですが、Masayoさんから色々教わる事がとても多く、今回もとても勉強になりました。 また何かシェア出来るものがあれば、シェアをしていきますね☆
アロマに関する過去ブログ
↓ ↓ ↓ ↓ フラゴニアとPMSの関係をリサーチする為のプログラム アロマセラピー インターナショナルジャーナルに掲載 静脈瘤のためのアロマセラピー アロマオイル「芳樟(ホウショウ)」 Masayoのアロマセラピストとして駆け出しの頃のエピソードはコチラ アロマセラピストMasayoへのインタビュー&海外在住セラピストへのインタビュー記事は、Eメール登録だけの無料メンバーページへ。⇒現在はメール登録しなくても読めます(2019年4月)
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