気難しいクライアントさんが来たらどうしますか?
何をしても気に入ってくれない 自分のトリートメントにネガティブ発言をする あーしろ、こーしろと指図をされ召使い扱い(ローカルの人ではなく国外からの観光客の場合、国によってはマッサージ業はとても低ランクな職業だったりもします・・・)
日本で働いている時は、施術にはいって少ししてから「セラピスト変えて欲しい」と直接クライアントさんから言われているセラピストさんを見た事もあります。
不満げな顔で帰られるのも凹みますが(苦笑)、直接言われたら凹むだろうな~(汗)しかし、全部終わった後でごちゃごちゃ言われるぐらいなら、スパン!と言われた方が、私的にはありがたいかもと思ったりもします。 そういうクライアントさんに当たるのはそう多くはないとは思いますが、接客業をある程度されている人なら、この人は難しそうだなとか、はじめに何らかのセンサーが働いていると思います(笑)
セラピストとクライアントとの共同作業
リラクゼーションであれ治療系であれ、手技治療はセラピストとクライアントとの共同作業だと思っています。新人だろうが、技術者だろうが、一方通行では良い結果がうまれないですよね。
その為には、やはりクライアントさんとのコミュニケーションが大事なってくるのではないでしょうか。 コミュニケーションと言うと、トリートメント中におしゃべりはしたくない、静かにしたいというセラピストさんもいますが、私が言うコミュニケーションとは、ただの雑談の事を言っている訳ではありません。 クライアントさんが求めている事と、セラピスト側がする事の認識や思いの差を縮める為、自己満足で終わらない為のコミュニケーションです。 施術にはいる前に、そのクライアントさんのゴールや何を求めているのかなどを把握しておきましょう。 リラクゼーション・治療・ディープティッシューなどのトリートメント方法や、圧の強さ、受けたい体のパーツの話しだけの確認だけでは不十分かもしれません。 リラクゼーションと一口に言っても色々想像が出来きます。 例えば、疲れているので眠れるぐらいのリラクゼーション、疲れているからスッキリ感のリラクゼーション、運動をして筋肉痛があるので、筋肉にやさしいリラクゼーションなどなど。 治療系なら、過去の怪我・手術後の状況と現状の状況も考慮して、どこまで改善させたい(させれる)のか、試合やレースがあるから怪我なくトレーニングをし当日を迎える様にしたい、姿勢が悪いのでそれを改善させたい、とにかく痛みを取りたいなどなど。 クライアントさんの求めているものをある程度詳しく掘り下げておくと、施術内容に関して、何故自分がそうしているのか、それをすれば何故クライアントさんのゴールに近づけるのかを説明しやすくなり、施術中の行き違いを避ける事ができます。 私は、クライアントさんに「You are the boss. I do whatever you tell me」と良く言われます。そう、セラピストの私たちがボスなのです。ゴールの為にセラピスト側が主導権を握って、クライアントさんを誘導してあげましょう。
こちらにも選択権がある
それでも、色々と執拗に言ってくるのなら・・・無理に一人でストレスを抱える必要はないと思います。
もちろんケースバイケースではありますが、それでも色々いう方へは、私なら単刀直入に「もうやめましょう。他にも色々違うアプローチをしているセラピストが沢山いるので、そこを当たってみてはどうでしょうか」と言います。なぜなら、私を必要としている人に時間にまわしてあげたいし、お互いに時間と努力の無駄になると思いますので。 セクハラのクライアントさん以外で、その最終段階を言う必要のある人に遭遇した事はないのですが、仮にそういう場面に遭遇したとします。私の場合なら、それが15分以内におきたのなら「支払いはいらなので、自分に合うセラピストを探すのにお金回して下さい」と伝えるし、30分近く時間を使っているのなら、30分ぶんのお支払いは頂きますかね。 セクハラのクライアントさんだったら? 問答無用でお金はしっかり頂きます(笑) しかし、この方法は個人事業主だから出来る選択ではあるかと思います。 雇われているお店でクライアントさんを返しちゃったら、状況次第ではオーナー怒っちゃいますよね(苦笑)長く勤めていて、オーナーとの信頼関係もあれば「あなたがそう決めたなら」と理解をしてくれる場合もありますが。 他に空いているセラピスト(自分より経験者)がいるのなら、自分のコミッションは除外視して、理由と状況を説明して変わってもらうのもありだと思います。 その選択もない場合、全力を尽くした上で、これも経験の内と前向きにとらえ、オーナーやマネージャーに自分の考えも伝えた上で、今後の為に断る選択をしても問題ないのか、もしくはどう対応したらいいのかすり合わせておきましょう。 西洋社会の場合、私たち働く側をリスペクトしない態度や言動があるクライアントさんがいた場合、オーナーは断る選択もスタッフに任せている場合もあります。個室で一対一の仕事なので、一人でストレスを抱えないで、セラピストとして臨機応変に対応できるようになれたら良いですね。 とはいえ、新人さん・まだ経験が浅いセラピストさんは、対応できる幅が狭い事もあるでしょうから、不運な経験もステップアップの糧にして、そういうクライアントさんとも対等に渡っていけるようにスキルアップしていって下さい。
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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