前回のブログでは私視点でのクライアントさんとの境界線を書きました。今回は、他のセラピストさん達の考えも聞いてみましょう。
まずは、最近オランダで個人事業主ビザを取得して、フリーランスになったRieさんに聞いてみました。
“境界線があるかないかで自分のビジネスにどう影響するのか、考えたことがなかったですが(笑)、私はないです。例えお客さんでも、その人を深く知る為に、深く付き合おうと思ってます。イベントやご飯に誘われて、一緒に遊びたい!行きたい!と思ったら行ってしまう性格なので!今のところ、お客さんとのトラブルはないですね。”
フルオープンなRieさんですね!中途半端に考えるぐらいなら、このぐらい境界線がないのも良いですね。
自宅で独立開業しているAさんとBさんにも聞いてみました。
Aさん ” 今迄何人かのクライアントさんとお茶、ランチはした事があります。同じく独立してビジネスをしてるヨガの先生や家具職人をしている人など、ビジネスの事で色んな事も聞けるし、興味がありましたので。でも、ビジネスとソーシャルはやっぱり別の方が双方の関係が上手く成り立つかなって思います。私の場合は、特にチャージしにくくなったりします(笑)
クライアントさんより一番面倒なのは、実は義姉妹なんですが・・・。私はビューティサービスもするんですが、「今度ワインを持ってくるね」と物々交換風な言い方をしながら、定期的に予約をいれてきます。比較的少額な値段ではあるんですけどね、毎月となると・・・。そしてワインを持参した事もお金を払ってくれた事もありません(笑) ” 家族とビジネスの境界線は、私自身と旦那の家族が近くに住んでいないので考えてもいませんでした(笑)!この境界線は難しいところですね・・・。 同じく独立してビジネスをしているクライアントさんとの、お茶をしながらの情報交換や意見交換とかなら私もありかなとは思います。
Bさん ” 実は、現在その境界線で悩んでいる途中です(笑)私のクライアントさんはママ友から始まった人が多いんです。もちろん彼女たちに助けてもらって今の自分がある訳なんですが、全てにおいて、なあなあになりがちになっています。例えば、料金や予約のキャンセルなどですね。支払い額が多めになった場合、期限をあやふやに「また今度で良いよ」みたいになったり、ドタキャンなどのキャンセル料も取りにくくなったり。
あと、ママ友からクライアントさんになっている人達がいる事から、クライアントさんになっていない人達の前ではあまり仕事の話はしないようにしています。いつか勧誘されるのでは?と心配している節もあったりするので(笑) ”
料金の支払いのあやふやさ加減は難しいところですね。お金を貸し借りする時に、例え友達・家族でも「貸したら戻ってこないと思って貸す」と良く聞きますが、期限を設定しない料金の後払いは、無料で提供したぐらいの覚悟も必要かもですね。 私は、友達に仕事の話はしますが、いつか勧誘されるのでは?と心配されてるかどうかは不明です!心配されてるのかな(笑)?!
マッサージルームを借りて独立しているCさんDさんにも聞いています。
Cさん ” 基本は分けていて、プライベートで繋がる事はありません。ですが、数人だけ個人的にも気に入っていたクライアントさんがいました。普通はしないんだけどと説明した上で、前のクリニックを辞めてマッサージ部屋を借りる時に、フェイスブックでも繋がる事にしました。
SNSは私の課題でもあります(笑)
Dさん ” クライアントさんもビジネスをしてる場合、お互い紹介しあったりするし、私が彼らのクライアントさんになったりもします。エクササイズのクラスが一緒になったら、お茶をしに行くときもたまにありますね。特に境界線は張っていないです。
お互いのビジネスを紹介しあったり、こちら側がクライアントになったりするのは定番ですね!
上記のセラピストさんは女性ばかりなんですが、男性セラピストってどうなんでしょうか?情報を提供してくれていて独立して出張マッサージをしているTakeshiさんとEさんに聞いてみましょう。
Takeshi ” 昔からのクライアントで、付き合いの期間によっては、ご飯食べたりお茶したりしますね。でも、そんな多くはないので今のところ特に問題はなしです。
プライベートのフェイスブックは、ある程度のプライバシー設定をかけてるって感じですかね。 Takeshiさんは、住んでいるゴールドコースト・ブリスベン界隈を一度離れて戻ってきているので、その時のクライアントさんが独立した後もフォローしてくれている背景もあって、仲良くしているようですね。ちなみに、ブリスベン~ゴールドコースト界隈の方は、Takeshiさんが出張マッサージしていますよ!さすが、という感じの職人系セラピストです。治療して欲しい方は、是非コチラからメッセージか電話をして問い合わせをしてみて下さい。
Eさん ” マッサージのクライアントさんと時々一緒にトレーニングすることはありますが、ほんとにそれだけで、プライベートでの関わりはないですね。 SNSでは、自分の競技関係のネタがほとんどなので、繋がることはあります。
Cさん自身がアスリートで、スポーツ関係のクライアントが多い環境でもあるようです。一緒にトレーニングという関わり方もあるんですね。 SNSの繋がりも境界線の一つですね。 私自身は個人で楽しみたいだけなので、クライアントさんから聞かれても、理由を説明して断っています。クライアントもGood Businessと言って納得してくれているので、断る事自体は今のところ問題はありません。
今月は海外で奮闘中のセラピストのインタビューを2件アップデートしています。
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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