最後はやはり体力です。
体力=仕事の質と継続力の土台 マッサージセラピストにとって体力は自分自身を守り、お客様に最良のサービスを提供し続けるための不可欠な資本です。セラピスト自身が健康でなければ継続して仕事を続けることが難しくなっていしまいます。疲労やストレスへの耐性も含めた体力は安定した施術の提供につながります。 日々の身体のケア、ストレスケアは必要不可欠です。 お客様にいつも元気な印象を与えられるように、しっかり自分を管理していきましょう。
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2つめは コミュニケーション力。 これはマッサージ業界に限らずその他の業種の方にも当てはまることだとは思いますが、今まで見てきた中で、指名が途切れない、紹介が多いセラピストさんは総じてコミュニケーション力が高いです。 ただ海外では語学力が関係してくるとは思いますが、必ずしも英語は堪能でなくとも一生懸命伝えようとする気持ちプラスお客様を思いやる気持ちは英語力を超えます。 もちろん英語力があるに越したことはないですが、お客様を大切に思い、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢にこころを打たれますし、身も心も任せたいと思っていただけるものだと思っています。お客様に興味を持ち、積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。何を話したらいいかわからないという方がいますが、まずはお客様に興味をもつことが大事です。そうすると必然的に質問したいこと、身体を良くしていくために伝えたいことが出てくるはずです。 そこには確かな技術力が背景にありますが、そこはセラピストさんであれば当たり前に切磋琢磨していると思うので、‘’技術ありき”を前提に必要なサバイブ能力を挙げています。 私が意識していることとして、声に ”笑顔を付ける” こと。 少し意識するだけでもお客様の反応が違ってきます。 たとえば、ひさしぶりのお客様を迎えるときに、 Hiiiiii Loooong time no seeeee!!!!! 予約の変更をお願いするときに、 Soooo sorry....... Thaank you sooooo much!! 何か驚いたとき、 Reeeaally?? プラス表情☺もつけることができると◎。 少しおおげさに母音を伸ばし強弱を入れます。 電話対応は特に効果的です。 技術でもコミュニケーションでもお客様を虜にしちゃいましょう!! 2026年からフリーランスの法律が変更するという情報を受けて、今後フリーランスはどのような能力が必要になってくるのか、私なりに考えてみました。 あくまで9年間オランダででセラピストとして活動し、またアムステルダムでサロン経営して3年で様々なセラピストさんを見てきた私の意見であり、強制を促すものではありませんのであしからずご容赦ください。 1つめは ピボット力 ひとつのスキルに特化してその能力を高めることはもちろん素晴らしいですが、そのスキル自体が移住した国においてあまり受容がなかったり、認知されていない可能性があり、なかなか集客ができない、時間が膨大にかかってしまうということになりかねません。 アロママッサージ、整体、指圧、オイル、リラクゼーションマッサージ、リフレクソロジー、鍼灸、カイロ、ホットストーンマッサージ、ディープティシューマッサージ、スポーツマッサージ、スウェディッシュマッサージ、タイヨガマッサージ、タイマッサージ、さまざまな分野がありますが、ピボットできる柔軟性があると海外で長く生き抜けると思っています。ちなみに現在、アムステルダムで経営しているサロンでは圧倒的にオイルマッサージの需要が高いです。 そして想像がつくとは思いますが、手札が多いセラピストさんの方がたくさんのお客さんに施術する機会が多いです。それは確実に”経験”という貴重な財産になります。 コロナ禍のオランダは指圧の施術のみ対応Okのときがあったりもしました。 有事のときやクライアントさんの状況、嗜好の変化にも柔軟に対応できます。とくに20代の方はもし、新しい技術を学べる機会があるのであれば積極的に学んでおくと後あと役に立つでしょう。 現在、日本人であれば、誰でも個人事業主ビザ(フリーランスビザ)を取得でき、滞在許可を得ることができていたのはみなさんご存知のことだと思いますが、2026年からフリーランスの法律がどうやら変わりそうだとの情報が入ってきました。2025年はまだペナルティはないものの、どの企業も準備および移行期間に入りました。 個人事業主として多くのセラピストさんは、はじめはいくつかのマッサージサロンでフリーランス契約で働きながら、自分のビジネスを成長させていくことがオランダで生き残っていく一番の方法とみていましたが、どうやらその方法も難しくなる可能性があります。私もフリーランスセラピストとしてサロンと契約しながら働いてきましたし、私が経営するサロンもフリーランサーしかいないので、私自身も契約を検討しなければならない立場になりそうです... そもそもなぜこのようなことになったかというと、 オランダ政府は、労働者の権利保護、不公平な競争の是正、そして健全な税収確保を目指している。同時に、フリーランスや自営業者が果たす経済的な役割を尊重しながらも、適切な基準を設定して偽装行為を防ぐことを目的としており、このような背景から、2025年から偽装自営業者への厳格な規制が導入されることになったそうです。 参考サイト 偽装自営業者とは?? 偽装自営業者とは、形式上は自営業者として登録されているものの、実際には特定の企業の指揮命令下で働き、被雇用者と同様の労働条件にある人々を指す。このような状況では、労働者は社会保障や労働者保護の対象外となり、不公平な競争や労働条件の悪化を招く可能性がある。 オランダ政府は、労働市場の公平性と労働者の権利保護を強化するため、 2025年1月1日から自営業者(ZZP)に対する規制を厳格化する方針を打ち出した。この動きは、偽装自営業者の問題に対処し、労働者が適切な社会保護を受けられるようにすることを目的としている。 参考サイト この声明をうけて早速いくつかのサロンは契約条件を変更しているそうで、その影響でそこで働いていたフリーランスのセラピストさんも辞めざるを得ない状況になったそうです。 私も早急に変更しなければいけない立場ですが、今まで一緒に働いてくださったセラピストさんを路頭に迷わせるようなことはしたくありません。会計士さんと相談しながら今後の雇用状況を決めていきたいと思います。ただ、オランダ全体の状況を見ますと、オランダ政府自身が多くの自営業者と仕事をしており、、、( ゚Д゚) 自らの組織内で規制を適切に実施できるかどうかが、今後の焦点となるため、、、この問題の複雑さを受け彫りにしているそうです。 ペナルティを課せられるのであれば、ぜひとも政府の体制を整えてからにしてほしいですね。。。 このフリーランサーの規定変更から言えることとしては、フリーランス契約でサロンで働くにしても、サロンに集客を頼る、甘んじるだけでなく、同時進行で、自分の事業を軌道に乗せるために計画的に自分のお客さんを獲得していくことが大事なのかなと思います。 オランダに来てから、自宅サロンで開業された学さんもいますし、オランダで個人事業主として生き残るためには、法律に振り回されない自分軸が必要になり、今後は”来ればなんとかなる”は通用せず、ある程度潤沢な準備資金も必要になるでしょう。(私は来ればなんとかなる精神で来ちゃいましたが…) こちらのサイトも参考になります。 ぜひチェックしてくださいね! また進展があればシェアします!!! Maiさんから海外セラピストドットコムのサイトに直接連絡をいただき、2024年5月に実際にオランダ、アムステルダムの私のサロンにお越しいただきました! Maiさんのおかげでこのサイトをしっかり稼働させたといっても過言ではありません。ありがとうございます! そこから実際に行動に移し、現在はご自身のお仕事と並行して資格も取得し、週末のみレンタルサロンにてセラピスト活動されております。 Maiさんの写真から醸し出す雰囲気はすでにプロフェッショナルそのもの!! 今後は本格的に経験を積むために、転職活動中だそうです。 Maiさん、応援しています!オランダで待っていますね!!!
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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4月 2025
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