マッサージが終了して、お会計の時に「次の予約はどうしますか?」とクライアントさんに聞きますか?私は毎回は聞いていません。
マッサージのビジネス用のブログやサイトには、必ず聞きましょう! みたいな事が書かれてあるんですよね。それが売り上げに繋がるし、リピーターを作れる、クライアントさんのスケジュールにマッサージを組み込ませれる、などなどの理由で。 上記の理由から言えば、私のやり方はビジネス的には良くないのでしょうか? 私の2017年度(オーストラリアは6月末が年度末です)の統計を見ると、来店したクライアントさんの50%がその場で次の予約をしていっています。そして、全体的なリターンは84%ですし、新規もあるので今のところ何の問題ありません。
必要だと思えば、理由を説明した上で、いつ頃来た方が良いか伝えます。 アスリートの人は、レースとトレーニングのプログラムがあり、マッサージもその中に含まれているので、基本的にはあちら側におまかせしています。 体の調子が良くても悪くてもメンテナンスに余念がない年配の人は、定期的なスケジュールに組み込む傾向にありますね。 私から特に聞かない場合なんですが、色々理由はあります。 一年に一度マッサージを受ければ満足してる人は、例え体がガタガタでも「マッサージを受けた」という事実に満足しているので、軽めに体のどこがどういう状況になっているかは説明しますが、それ以上の事は深追いはしないです。そもそも本人がOKと思っているので、あえてこちらから問題定義をしなくても良いと思っています。 中には、プロとしてクライアントさんに色々伝えるべきだという人もいるでしょうが、私の場合は、 何かあれば「私はここにいるからね」という意思表示だけしておきます。 翌年にひょこっとまたやってきたり、本人自信が体に問題があると思った時に慌ててやってきます。 依存しそうなクライアントさんだと察すれば、こちらからは深追いはしません。 境界線を引いておきます。 誤解を招く言い方かもしれませんが、「問題が好き」な人っています。何かと病院に行ったり、どれだけ自分が薬を飲んでいて自分の症状が悪いかを延々と話したり。別にそれが悪いと言っている訳ではありません。 ただ、どこかで「治したくない」意識があるので、どれだけこちらが余力をつくしても進まないし、クライアントさん本人に家でもして欲しい事を伝えてもしないです。 やはり、こちらもどうにか改善させてあげたいですが、本人自体も「改善したい!」と本当に思わないとうまくいかない事もあります。 これは私の感覚なので、うまく説明できているかどうかはわかりませんが・・・。 このへんの事は、オランダ在住のRieも似たような事を言っています。 「私はセラピストとして、癒しのイメージがあるようですが、私は人を癒したいと思ってやっている訳ではありません。 癒したいと思ってやっていると、結局、癒されたいと思う人が集まってくるので、共依存状態になってしまいます。私を含め、お客さんの身体のデザイン(問題解決)がはるかに遅くなります。」 依存されて数字だけ集めるビジネスは、私の中ではヘルシーなビジネスとは思っていないので、そこを目指している訳ではないんですね~。 最後に、単純に好きになれない、2度と来てほしくないクライアントさんには聞きません(笑) 私も人間ですので、1時間の施術時間に一対一でいるのが苦痛な人が年に数件でてきますね(汗) 境界線の話しを出したので、次回はクライアントさんとのバウンダリーの件をもう少し話していきたいと思います。
昨日、海外で奮闘中のセラピストのインタビューをアップしました。
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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