ーー羨ましい事に、日本と海外を行ったり来たりしているようですが。
「中学卒業後、3年間カナダのバンクーバーへ留学しました。違う価値観や文化を自分に落とし込みたいと思ったんです。」
ーー中学生で?!めっちゃ大人ですね(笑)日本帰国後、今度は何故ニューヨークへ行こうと思ったんですか?
「ダンサーの為のセラピストになりたかったんです。ブロードウェイのセラピストが講師をしているニューヨークの学校を選び、決断から3か月で渡米しました。」
ーー速攻ですね!ダンサーの為のセラピストって事は、ダンスをされているのですか?
「はい。ダンスは、カナダから帰国後に始めたんです。しばらくは、ダンスカンパニーの研究生としてダンス一色の生活をしていましたが、断念しました。その後、ゲストハウスでマネージャーの仕事につきながら、のんびり楽しい毎日を満喫してたんですが、毎年ゲストハウスに泊まりに来ていた素敵なイギリス人がいて、なんとその女性がロイヤルバレエ団のマッサージセラピストさんだったんです。」
「中学卒業後、3年間カナダのバンクーバーへ留学しました。違う価値観や文化を自分に落とし込みたいと思ったんです。」
ーー中学生で?!めっちゃ大人ですね(笑)日本帰国後、今度は何故ニューヨークへ行こうと思ったんですか?
「ダンサーの為のセラピストになりたかったんです。ブロードウェイのセラピストが講師をしているニューヨークの学校を選び、決断から3か月で渡米しました。」
ーー速攻ですね!ダンサーの為のセラピストって事は、ダンスをされているのですか?
「はい。ダンスは、カナダから帰国後に始めたんです。しばらくは、ダンスカンパニーの研究生としてダンス一色の生活をしていましたが、断念しました。その後、ゲストハウスでマネージャーの仕事につきながら、のんびり楽しい毎日を満喫してたんですが、毎年ゲストハウスに泊まりに来ていた素敵なイギリス人がいて、なんとその女性がロイヤルバレエ団のマッサージセラピストさんだったんです。」
ーー運命の出会いですね~。元々セラピスト業に興味があったんですか?それともダンスに関わる職業を探していたとか?
「ダンサーに関わる仕事がしたくて、理学療法士(PT/ Physio Therapist)を目指そうと思った事もあったんです。ロイヤルバレエ団のセラピールームがNHKドキュメンタリーで放送されていて、そこでPTの仕事を見たのがきっかけで、なりたい!と思っていたのですが、日本の医療システムに疑問を抱いてPTへの学校への入学を延長した矢先、その女性に出会ったんですよ!完全にインスパイアされました!その時にはじめて、マッサージセラピストという職業を知りました。」
「ダンサーに関わる仕事がしたくて、理学療法士(PT/ Physio Therapist)を目指そうと思った事もあったんです。ロイヤルバレエ団のセラピールームがNHKドキュメンタリーで放送されていて、そこでPTの仕事を見たのがきっかけで、なりたい!と思っていたのですが、日本の医療システムに疑問を抱いてPTへの学校への入学を延長した矢先、その女性に出会ったんですよ!完全にインスパイアされました!その時にはじめて、マッサージセラピストという職業を知りました。」
ーーおお!その後の行動も早いですし、何か当時の興奮具合が伝わってきますね~!ニューヨークで何を習ったんですか~?10代でカナダ留学の経験があるから、英語での勉強に関しては問題なかったでしょ~!
「初留学の時よりは不安感はなかったですが、ニューヨーカーの喋りの速さやアクセント、ラテン語の要素が大きいほぼ初耳の医療用語に耳慣れするのには時間がかかりました。 コメディカル*スクール(医療補助専門学校)のマッサージセラピー科で2年間、西洋・東洋マッサージを学びました。免許取得後は1年半カイロクリニック・妊婦専門スタジオ、ラグジュアリースパ3社で週6日で働きました。その傍ら、筋筋膜リリースの先生に師事し、スキルを磨いていました。人生で一番働いた時期です(笑)」 *コメディカル--医師の指示の下で医療業務を行う人の総称。和製英語です。 |
ーーアメリカで働けたんですね!アメリカで留学後に働くためのビザはどういうのでした?
「OPTビザ**ですね。マッサージセラピストの学校でも発行されます。マッサージライセンスを取得すれば、OPTビザ期間中はアメリカ人と同等に働けます。ちなみNY州免許の試験は年2回、入学のタイミングがズレると、留学生は半年働けなくなりますので要注意なんです。」
**OPTビザ--Optional Practical Training。フルタイムの学生として1年以上学校に通い続けた後にフルタイムで就労することができる制度。
ーーアメリカでの現場はどんな感じでした?ちなみに、お給料とかもどんな感じになってるか聞いちゃって良いですか(笑)?
「はい(笑) お給与は、ほとんど”プライベートコントラクト”でコミッション制ですね。相場は1時間30~40ドル+チップ20ドルです。私の場合は3社掛け持ちしていたんですが、
①ラグジュアリースパはシフト制で、施術は1日3~4人ぐらいで、1時間40ドル+チップ20ドル
②妊婦専門マッサージスタジオは、1日2~3人ぐらいで、 1人50~65ドル+チップ20ドル
③カイロクリニックだけ日給で、1日20分の施術を10人ほどして200ドルでした。
マッサージセラピストは信頼されていて、人気のある職業だと思いますね。特にニューヨークは全州トップレベルで、病院などにオンコロジー(癌治療)や末期ケアなどのスペシャリストが配置されていることもあります。自分がどの分野で広げていきたいか、幅広い選択肢がありますね。」
「OPTビザ**ですね。マッサージセラピストの学校でも発行されます。マッサージライセンスを取得すれば、OPTビザ期間中はアメリカ人と同等に働けます。ちなみNY州免許の試験は年2回、入学のタイミングがズレると、留学生は半年働けなくなりますので要注意なんです。」
**OPTビザ--Optional Practical Training。フルタイムの学生として1年以上学校に通い続けた後にフルタイムで就労することができる制度。
ーーアメリカでの現場はどんな感じでした?ちなみに、お給料とかもどんな感じになってるか聞いちゃって良いですか(笑)?
「はい(笑) お給与は、ほとんど”プライベートコントラクト”でコミッション制ですね。相場は1時間30~40ドル+チップ20ドルです。私の場合は3社掛け持ちしていたんですが、
①ラグジュアリースパはシフト制で、施術は1日3~4人ぐらいで、1時間40ドル+チップ20ドル
②妊婦専門マッサージスタジオは、1日2~3人ぐらいで、 1人50~65ドル+チップ20ドル
③カイロクリニックだけ日給で、1日20分の施術を10人ほどして200ドルでした。
マッサージセラピストは信頼されていて、人気のある職業だと思いますね。特にニューヨークは全州トップレベルで、病院などにオンコロジー(癌治療)や末期ケアなどのスペシャリストが配置されていることもあります。自分がどの分野で広げていきたいか、幅広い選択肢がありますね。」
ーーコミッション以外はオーストラリアと似た感じですね!ニューヨークの物価がピンときませんが、オーストラリア対アメリカドルのレートを考えると、物凄ーく良いコミッションですね(笑)!しかも必ずチップまである!
アメリカのライセンスシステムはどんな感じですか?
「NY州のマッサージセラピストは3年に1回免許更新があり、それまでに30時間以上のCE(Continue Edcation)ポイントが義務づけられています。」
ーー更新って何をするんですか??
「オンライン申請で有効にするだけです。ニューヨークで働いていなければ、INACTIVE(保留)にする事もできるので、保留にしておけばポイントの義務はありませんが、私は全米マッサージ協会のCEのコースを受けて勉強を続けたいので、アメリカにはいませんが有効にしています。ポイント自体はオンラインコースで取得できますし。」
ーー今はオンラインというツールがあるので、そういった意味ではライセンス更新が必要な国で勉強しても資格保持をしやすい環境にもなっていますよね。10代でカナダ、20代でアメリカと留学している訳ですが、自分の中で何か違いなどありました?
「16歳でカナダ、26歳でニューヨークを比べると、やはり一人の女性として意思をもって行ったニューヨーク留学の方が楽しかったです!カナダも”のどか”で人気の都市ですが、個人的にはニューヨークのパワーに圧倒されました。人が冷たいようで、パッショニスト!クリエイティブな人が溢れ、どこにいっても刺激的でした。」
ーー確かに真逆なイメージの土地ですよね!そんな刺激的なニューヨーク。日本に帰国する事になったきっかけは?
「ビザを延長するのが難しいのと、日本に帰りたかったので帰ってきました。そもそもアメリカではマッサージセラピストとしてビザの申請をすることができませんし。大学のDEGREEを満たしていなかったため、早々に諦めました。満たしていても、マネージャーや主要人物として会社にサポートしてもらったりしないといけないし。滞在延長している人のほとんどが、結婚、それか学生ビザをキープして転校しながら悪い条件で働くという感じです。」
ーーやはりどこも似たような感じですね(汗)海外在住し続けられるかはビザ次第ですもんね・・・。現在は筋膜リリースセラピストとして独立開業されていますが、実際独立してみてどうですか?
「独立する前に、マネージャー業や立ち上げ業務の経験をさせてもらえた事で、お店づくりやオペレーションについてはスムーズにできました。が、営業については未経験でした。ということで、スタジオオープン前に1年間’’土台づくり’’を徹底したんです。」 ーー土台づくりとはどういった感じですか? 「東京と京都でセッションを行って、色んな分野の人にお話を聞いたり、自分はどんなインスピレーションを与えられて、どんな人が感動してくれるのかリサーチしていきました。私は、仕事を’’商品’’ではなく’’作品作り’’と捉えています。 受けて欲しい人、つくりだす雰囲気や広げ方など「己の感性」で選ぶことでどんどんうまくいくようになり、スタジオオープンしてから安定した運営を続けられています! その考え方のおかげで利益重視ではないクリエイターや芸術家があつまってきてくれて、心地よい環境でセラピーをできています。」 ーーめっちゃ職人肌ですよね!マッサージを作品と捉える感覚は、オランダ在住のRieさんと同じですよね! そんなアーティス色があるManaさんは講座をされているという事ですが、今後はセラピスト業と講師業をどう活動をしていく予定なんですか? |
「半々でしていく予定ですが、実際のマッサージセッションは、一緒に悩みを改善していくプログラムや妊婦マッサージも色々アイデアがたまっているので放出していきたい(笑)!自分の技術向上としては、引き続きボディメカ二クスのレッスンやオンコロジーマッサージ***の残りの資格をアメリカで完成させたいですね。
講座は、クリニカルマッサージ(深層筋)の痛みなくリリースできるディープテッシュや、セラピストのからだを守るボディメカニクスの重要性を伝えていて、オンライン講座メインですが技術向上は責任もって見ていくつもりです。そして、筋膜リリースも来年1月目標に準備中です。
私の講座のコンセプトは’’マッサージで感動をあたえられること’’なので、ビジネス目的ではなく’’本当にカラダに謙虚にむきあっているセラピストさん’’を見極めて伝えていきたいと思っています。
あとは、いつかマッサージxアートx歴史を兼ねたトークやコンセプトムービーなどもクリエーターさんのお力もお借りして、作っていきたいな、と思い巡らせています!」
***オンコロジーマッサージ--がん患者さんに対して、患者さんのステージに合わせた安全で適切なケアやマッサージ
講座は、クリニカルマッサージ(深層筋)の痛みなくリリースできるディープテッシュや、セラピストのからだを守るボディメカニクスの重要性を伝えていて、オンライン講座メインですが技術向上は責任もって見ていくつもりです。そして、筋膜リリースも来年1月目標に準備中です。
私の講座のコンセプトは’’マッサージで感動をあたえられること’’なので、ビジネス目的ではなく’’本当にカラダに謙虚にむきあっているセラピストさん’’を見極めて伝えていきたいと思っています。
あとは、いつかマッサージxアートx歴史を兼ねたトークやコンセプトムービーなどもクリエーターさんのお力もお借りして、作っていきたいな、と思い巡らせています!」
***オンコロジーマッサージ--がん患者さんに対して、患者さんのステージに合わせた安全で適切なケアやマッサージ
ーーすごい精力的!今までのお話を聞いていると、やはり行動力・実行力が凄いですよね!そんな自分の感性を貫いている職人肌Manaさんから、現在海外で奮闘中のセラピストさん、もしくは海外に出てみたいセラピストさん達に向けて一言お願いします!
「枠にとらわれず、自分の理想を追い続けて欲しいです!海外でセラピストされている方はもっとオンラインを活用して、日本のセラピー業界をインスパイアしてください!」
「枠にとらわれず、自分の理想を追い続けて欲しいです!海外でセラピストされている方はもっとオンラインを活用して、日本のセラピー業界をインスパイアしてください!」
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インタビュー記事と同時進行でユーチューブ対談もしています!
記事には書いていない、帰国後のギャップなどにも語っています。 01:00 日本とアメリカの筋膜リリースの違い 02:26 帰国後のセラピスト業は? 03:10 アメリカで習った筋膜リリースは日本で使えたのか? 04:15 Manaさんが独立した理由 05:00 イメージのギャップを埋めるのは大変? 08:15 日本と海外のリンパトリートメントの認識の違いに似ている? 11:34 アメリカとオーストラリアのマッサージ業の違いを探る 15:36 Manaさんのウツ断薬体験 20:24 スクールも開講中 21:58 サイト管理人Megが独立する時に気が付いた事 25:28 ロックダウン後、セラピストとして生きるには 29:00 Manaさんのセラピストとしての生き方 30:58 Manaさんの施術中ビデオ |
Manaさんは、京都で筋膜リリースセラピーで施術と講座を開講しています。
興味がある方はウエブサイトを要チェックですよ~☆ |