ーーオーストラリアへ渡る前は、日本で化粧品販売の仕事をしていたSatsukiさん。しかし、元々は美容師アシスタントとして勤めており、アレルギーを発症したために転職したのだそうです。美容師を目指していたという事は、元々”手に職”に興味があったんでしょうか?
「そうですね。高校生の頃から、手に職をつけて海外へ行きたいと考えていました。美容師は続ける事ができなくなった為、オーストラリアの化粧品ブランド店で販売をしながら機会を伺っていました。」
ーー”手に職”の仕事は色々ありますが、この業界にはいろうと思ったきっかけはありますか?
「ストレスで慢性疲労症候群になった時に、整形外科、整体、鍼など色々通ったんですが、全く治らなかったんです。そんな時、たまたま行った治療系アロマサロンのセラピストの方が、身体を触っただけで”大変でしたね”と、ストレスを理解してくれた事にすごく救われたんです。心のストレスが身体に影響を及ぼす事、またそれを語らずして理解できるなんて素晴らしい職業だと思った事がきっかけです。」
「そうですね。高校生の頃から、手に職をつけて海外へ行きたいと考えていました。美容師は続ける事ができなくなった為、オーストラリアの化粧品ブランド店で販売をしながら機会を伺っていました。」
ーー”手に職”の仕事は色々ありますが、この業界にはいろうと思ったきっかけはありますか?
「ストレスで慢性疲労症候群になった時に、整形外科、整体、鍼など色々通ったんですが、全く治らなかったんです。そんな時、たまたま行った治療系アロマサロンのセラピストの方が、身体を触っただけで”大変でしたね”と、ストレスを理解してくれた事にすごく救われたんです。心のストレスが身体に影響を及ぼす事、またそれを語らずして理解できるなんて素晴らしい職業だと思った事がきっかけです。」
ー素敵な経験ですね!そのセラピストさんが聞いたらきっと喜びますね。日本では全くマッサージ関係は習わずに、オーストラリアへ渡ったんですよね?
「日本ではセラピストとしての経験はなかったんですが、販売の仕事をしていた時に、アロマスクールに通って資格だけは取りました。そしてワーホリを利用してオーストラリアに行きました。」
ーーすぐに現地の資格を取りましたか?それとも、アジア・日系のお店などで働きましたか?
「現地の資格もないし経験もないので、ローカルの掲示板や人に聞いたりしてアジア系のお店で働きました。無資格・有資格者が混ざって働いている所でした。研修を受けたというより、最初は見よう見まねでした…。」
ーー最初のステップとしては、そこでの経験は良かったですか?
「そうですね。アジアや、ヨーロッパの色んな国から来たセラピスト達と働いて、面白さや奥深さを感じました。その中でリメディアルマッサージの存在を知り、探究心がどんどん深まっていきました。そして、働いてる所で日本人のリメディアルマッサージセラピストと出会い、オーストラリアでDiplomaを取得してリメディアルマッサージセラピストとして仕事をしようと決断できました。なので、そこで最初に働けたことは良かったです。」
ーー実際に資格を取得して働いてみてどうでしたか?
「ホテルのスパで働いたり、スクールが提携している地元のラグビーチームで、マッサージをする経験も出来ました。学校で習った事を活かしたいなと思い、治療系クリニックで働いてみたい希望もあったんですよね。そして、代打でカイロプラクターのクリニックでも少し働きましたが、大した仕事は出来なかったです(笑)カイロプラクターともコミュニケーションが上手くとれず、雰囲気だけ味わったという感じで終わりました。
そしてそれらの経験から、ホテルのスパみたいにインテリアが素敵で、素敵な音楽がかかっていて、綺麗な空間で働くのが自分は好きなんだなと自覚しました。」
「日本ではセラピストとしての経験はなかったんですが、販売の仕事をしていた時に、アロマスクールに通って資格だけは取りました。そしてワーホリを利用してオーストラリアに行きました。」
ーーすぐに現地の資格を取りましたか?それとも、アジア・日系のお店などで働きましたか?
「現地の資格もないし経験もないので、ローカルの掲示板や人に聞いたりしてアジア系のお店で働きました。無資格・有資格者が混ざって働いている所でした。研修を受けたというより、最初は見よう見まねでした…。」
ーー最初のステップとしては、そこでの経験は良かったですか?
「そうですね。アジアや、ヨーロッパの色んな国から来たセラピスト達と働いて、面白さや奥深さを感じました。その中でリメディアルマッサージの存在を知り、探究心がどんどん深まっていきました。そして、働いてる所で日本人のリメディアルマッサージセラピストと出会い、オーストラリアでDiplomaを取得してリメディアルマッサージセラピストとして仕事をしようと決断できました。なので、そこで最初に働けたことは良かったです。」
ーー実際に資格を取得して働いてみてどうでしたか?
「ホテルのスパで働いたり、スクールが提携している地元のラグビーチームで、マッサージをする経験も出来ました。学校で習った事を活かしたいなと思い、治療系クリニックで働いてみたい希望もあったんですよね。そして、代打でカイロプラクターのクリニックでも少し働きましたが、大した仕事は出来なかったです(笑)カイロプラクターともコミュニケーションが上手くとれず、雰囲気だけ味わったという感じで終わりました。
そしてそれらの経験から、ホテルのスパみたいにインテリアが素敵で、素敵な音楽がかかっていて、綺麗な空間で働くのが自分は好きなんだなと自覚しました。」
ーー色々経験できたからこそ、自分の働きたい環境が分かったんですね。コミュニケーションがうまくとれなかったと先ほど言っていましたが、他にも何かぶち当たった壁みたいなのはありましたか?
「どうも私はワーカホーリックな性分というか真面目な日本人気質と言いますか…(笑)オーストラリアではいつ仕事を失うか、ポジションが失くなるかという不安から、休む事が出来なかったんですよね。
自分のリミットも知らなかったので、繁忙期に朝から深夜までぶっ続けで2週間近く毎日働いたんです。そしてある日突然、朝起きたら腕が全くあがらなくなってしまいました。その後2週間近く働くことができませんでした。」
「どうも私はワーカホーリックな性分というか真面目な日本人気質と言いますか…(笑)オーストラリアではいつ仕事を失うか、ポジションが失くなるかという不安から、休む事が出来なかったんですよね。
自分のリミットも知らなかったので、繁忙期に朝から深夜までぶっ続けで2週間近く毎日働いたんです。そしてある日突然、朝起きたら腕が全くあがらなくなってしまいました。その後2週間近く働くことができませんでした。」
ーーコミッション制なうえに、フットワークが軽くフレキシブルなセラピストが重宝されるお店とかあるので、そういう所で働くとですね…ちょっと気を緩めると他の人がどんどん仕事取っていっちゃいますもんね…。
そんな腕があがらなくなるほど仕事したって事は、やっぱ繁忙期のあいだに学費とか稼ぎたかったとかですか?目安で聞きたいだけなんですけど、燃え尽きちゃったぐらい働いてみて、1週間でどれくらいの収入を得たんですか?
「1週間で2000AUSドルぐらいです。学費も全部払ってあったので、今思えば何の為にそこまで働いたのかは分からないです。そこに仕事があったからやる!という感じでした(笑)」
ーー独立してやっているならともかく、コミッション制で働いて1週間で2000ドルは結構なマッサージ本数しないと到達できないですからね。短期だからOKと思ったんでしょうが、それは働き過ぎですね(笑)男性ならともかく、女性セラピストの場合、数をこなして働いても私は大丈夫!と思っていても、手を痛めて仕事出来なくなったケースを沢山知っているので、やはり自分で調整管理していくのって大事ですね。
「そうなんですよね…。あの時は、セラピスト仲間が応急処置として指圧をしてくれて、その後だいぶマシにはなりましたが。」
ーーそういう時のセラピスト仲間はありがたいですよね。そんなちょっと苦い経験もしたSatukiさんですが、日本へ帰ろうと思ったきっかけは?
「ビザですね。ワーホリ→学生ビザ→セカンドワーホリビザと切り替えていって、計3年9カ月程滞在しました。そして、セカンドビザが切れる時点で一旦帰ろうって思いました。やり切った感があって、もう十分働いて、経験も沢山できたと思いました。なんか燃え尽き症候群みたいな感じでした(笑)」 ーー名残惜しく帰国するよりは、いいんじゃないでしょうか。日本へ帰国して何をしようと思いました? 「まずは休みたかったです。先ほども言いましたが、オーストラリアではいつ仕事を失うか、ポジションが失くなるかという不安から休む事が出来なかったので、まずホリデーを取りたい!と思いました。」 ーー普通逆ですよね(笑)日本で働き過ぎたからオーストラリアではマイペースで働きたい…みたいな!実際に帰国して休めました? 「はい。働きたいと思えるまで働かず、半年ぐらい行きたい所に旅をしていました。」 |
ーーちょっとホッとしました(笑)ちゃんと休めて良かったですね。日本で就職活動した時はどうでしたか?
「オーストラリアでの経歴が役に立って、仕事探しにはそこまで苦労しませんでした。最初に働いた会員制クラブのスパでは、お客様やボス、働いているセラピストも含め外国人が多かったので、オーストラリアの延長気分で働けて、違和感なく仕事ができました。
しかし、知り合いの紹介で働き始めた次の会社では、オーストラリアと日本での働き方のギャップがかなりあって大変でした。良くも悪くもEasy going気質なオーストラリアで4年近く働いたので、日本の労働環境の繊細な気遣いさなども含め調整するのに戸惑いました(苦笑)」
ーー海外在住が長い日本人なら他人事とは思えない現実ですね~。海外在住1-2年ぐらいなら感覚戻すのにそう時間はかからないでしょうが、3年以上になると考え方が変わってきてますからね…。日本で働くことで得られる事はありますか?
「初めは戸惑いましたが、やはり丁寧な接客を学べたり繊細さを身につけられたりできる事ですかね。」
ーーまた海外に出たいと思いますか?
「はい!新しい事を学びたいし、色々な国のセラピストと出会って交流したいです。」
ーー色々失敗しながらも、毎回そこから何かを学び、次に活かしているSatsukiさん。帰国後、日本の労働環境に戸惑ったと言いつつも、現在は東京のホテルのスパでマネージャーをしているという適応能力の高さ!そんなSatsukiさんから海外へ出たてみたいセラピストへ一言!
「行きたいなら行った方がいいと思います!自分の思い描いている理想の姿は、頑張っていればその通りに、いつのまにか叶っていると感じます。もちろん大変な事も沢山あって、つらい思いも沢山しました。ですが、初心に戻って軸がぶれなければ、必ず応援してくれる人や手を貸してくれる人に出会えますよ!」