ーーまず最初に、何故オーストラリアを選んだんですか?
「自分の好きな事・やりたい事リストみたいなのを書いた時に、暖かい所、夏、海、英語しゃべれるようになりたい、などなどが出てきました。それで、オーストラリア、ゴールドコースト、ワーホリが頭に浮かんだので来ました。」
ーー色々紙にリストアップするのって、何をしたいのか明確にしたりするのに良いですよね。オーストラリアでフィジオ(理学療法士)の資格やマッサージの資格ではなく、何故フィットネスの資格を選んだのですか?
「一度目にオーストラリアへ来た時は、ゴールドコーストのホテルのスパで働いていました。その会社からビジネスビザ(就労ビザ)のスポンサーをしてもらっていましたが、永住する事は考えていませんでした。このままこの会社で働き続けるのか?と自問した時に答えはNOでした。
そんな中、選択枠の一つでもあった’豪華客船で働きたい’という思いでした。その当時、将来どこに住みたいかが自分でも分からなかったんですね。豪華客船で働きながらウロウロするのも良いかなと思いました。船上で8カ月間マッサージの仕事だけだと体力的にしんどいなと思ったので、ストレス発散にもなるフィットネストレーナーの仕事も出来たらいいなと考えて、スパで働きながら資格を取りました。
その後、現在の夫と結婚する事が決まってからオーストラリアへ移住する時は、フィジオの資格を取ることも考えましたが、IELTS(英語のテスト)の試験をうける事と一からまた勉強する労力を考えたら、やりたい!という思いにどうしてもならなかったので、結局とりませんでした。」
「自分の好きな事・やりたい事リストみたいなのを書いた時に、暖かい所、夏、海、英語しゃべれるようになりたい、などなどが出てきました。それで、オーストラリア、ゴールドコースト、ワーホリが頭に浮かんだので来ました。」
ーー色々紙にリストアップするのって、何をしたいのか明確にしたりするのに良いですよね。オーストラリアでフィジオ(理学療法士)の資格やマッサージの資格ではなく、何故フィットネスの資格を選んだのですか?
「一度目にオーストラリアへ来た時は、ゴールドコーストのホテルのスパで働いていました。その会社からビジネスビザ(就労ビザ)のスポンサーをしてもらっていましたが、永住する事は考えていませんでした。このままこの会社で働き続けるのか?と自問した時に答えはNOでした。
そんな中、選択枠の一つでもあった’豪華客船で働きたい’という思いでした。その当時、将来どこに住みたいかが自分でも分からなかったんですね。豪華客船で働きながらウロウロするのも良いかなと思いました。船上で8カ月間マッサージの仕事だけだと体力的にしんどいなと思ったので、ストレス発散にもなるフィットネストレーナーの仕事も出来たらいいなと考えて、スパで働きながら資格を取りました。
その後、現在の夫と結婚する事が決まってからオーストラリアへ移住する時は、フィジオの資格を取ることも考えましたが、IELTS(英語のテスト)の試験をうける事と一からまた勉強する労力を考えたら、やりたい!という思いにどうしてもならなかったので、結局とりませんでした。」
ーー大学入学の為のIELTSテストはレベル高いですよね...特にフィジオだと...。ちなみに、その豪華客船での仕事はすぐ採用されたんですか?
「実は一度不採用になりました。テスト内容はどういうものだったのか良く覚えていないですが、試験の最後に、試験を受けにきた全員の前で自己紹介的なパブリックスピーキングをする必要がありました。人の前に立った時に頭に何にも浮かばなくなって、ほとんど喋れませんでした。 そのあと、何故かもう一度試験を受ける機会がありました。そしてテスト内容が同じだったので(笑)パブリックスピーキングもできて、2回目で合格できました。 Stinerと言う会社ですが、この会社は色んな国にリクルートをしに行って、面接をする機会を持っています。」 |
ーーテスト内容が同じだったとは!ラッキーですね。どの資格の職業で仕事の申し込みをしたんですか?
「フィットネスの資格で申し込みしました。テスト合格後にイギリスでトレーニングを受けるのですが、”理学療法士だったら、あなたマッサージも出来るわね”とその時に言われたので、フィットネストレーナーとマッサージセラピストの両方の仕事をすることになりました。」
ーー働いた期間はどれくらいですか?そしてどこの国あたりを周ったんですか?
「スパセラピストの契約は8ヶ月でした。トレーニング先のトレーナー達が、それぞれのセラピストのキャラクターを見極めた上で、その人に合った船を決めていました。そして私は地中海、大西洋を横断して、カリブ海をまわっていました。」
ーーStinerってかなりの数の客船にスパがありますし、そうやってトレーナーがキャラクターに合わせて船を選んでくれるのは良いですね。実際に船に搭乗してどうでした?
「楽しい思い出はいっぱいありますよ!素晴らしい景色は今でも忘れられません!一番最上階の甲板にあるスパに毎朝通勤するたびに、ヨーロッパの素敵な建物が自分に近づいてくるんです!ちなみに、通勤と言って船底の自分たちの部屋からあがるだけなんですけどね(笑)
夜は毎晩パーティだったり、お休みの日はお客様の付き添いという事でツアーもタダで参加できたりするので、本当に色んな所に行かせてもらえました。
ただですね、8カ月ほとんどプライベートの時間が取れなかったのは、やはり結構辛かったですね。」
ーー付き添いでツアーもタダで参加できるとは、羨ましい環境!その反面長期間プライベートな時間がないのはきついですね。私は一人の時間も結構好きなので、私には無理かもしれません...。部屋もシェアルームと聞いた事がありますが。
「そうですね。ほとんどの人が部屋を誰かとシェアしてます。役員職の人は個人部屋が与えられますけどね。あとスパマネージャーは少し広めの部屋を使っていましたね。」
「フィットネスの資格で申し込みしました。テスト合格後にイギリスでトレーニングを受けるのですが、”理学療法士だったら、あなたマッサージも出来るわね”とその時に言われたので、フィットネストレーナーとマッサージセラピストの両方の仕事をすることになりました。」
ーー働いた期間はどれくらいですか?そしてどこの国あたりを周ったんですか?
「スパセラピストの契約は8ヶ月でした。トレーニング先のトレーナー達が、それぞれのセラピストのキャラクターを見極めた上で、その人に合った船を決めていました。そして私は地中海、大西洋を横断して、カリブ海をまわっていました。」
ーーStinerってかなりの数の客船にスパがありますし、そうやってトレーナーがキャラクターに合わせて船を選んでくれるのは良いですね。実際に船に搭乗してどうでした?
「楽しい思い出はいっぱいありますよ!素晴らしい景色は今でも忘れられません!一番最上階の甲板にあるスパに毎朝通勤するたびに、ヨーロッパの素敵な建物が自分に近づいてくるんです!ちなみに、通勤と言って船底の自分たちの部屋からあがるだけなんですけどね(笑)
夜は毎晩パーティだったり、お休みの日はお客様の付き添いという事でツアーもタダで参加できたりするので、本当に色んな所に行かせてもらえました。
ただですね、8カ月ほとんどプライベートの時間が取れなかったのは、やはり結構辛かったですね。」
ーー付き添いでツアーもタダで参加できるとは、羨ましい環境!その反面長期間プライベートな時間がないのはきついですね。私は一人の時間も結構好きなので、私には無理かもしれません...。部屋もシェアルームと聞いた事がありますが。
「そうですね。ほとんどの人が部屋を誰かとシェアしてます。役員職の人は個人部屋が与えられますけどね。あとスパマネージャーは少し広めの部屋を使っていましたね。」
「他の船だと10ドル未満で、この場合だとチップ収入もありますね。私の場合は、豪華客船の中でも一番高級と言われる船に搭乗させてもらいました。そのため、私たちはマッサージ一本で20ドルでした。私の乗った船はチップも込みの料金設定でしたが、アメリカ人のお客様が多かったので、チップを貰える事は多かったです。
宿泊費、食費は8カ月の間は全く支払わなくていいので、収入に関しては自分がどれ位働きたいかによると思います。」
宿泊費、食費は8カ月の間は全く支払わなくていいので、収入に関しては自分がどれ位働きたいかによると思います。」
ーースパで働いたりすると、プロダクトを売ったりしたらコミッションが入ったりしますが、豪華客船のスパも同じでしたか?
「そうですね。スキンケアー用品だけではなく、入浴剤やマッサージオイルなども取り揃えていて、プロダクトが売れないとチップ以外での追加収入が増えないですね。」 ーー今の時点で船上で働くイメージは、収入は陸上で働くよりは低めだけど、家賃や食費が一切かからず、貴重な経験を積めるうえに各国周れて、ツアーもタダで行けたりし、お金の支出先がほとんどない、と良い事の方が多い気がしますね!プライバシーがほとんどない事以外は...(笑) 「そうですね。とても守られた環境のもとで完全歩合制で働けた経験は、本当にチャレンジになったし楽しかったです。」 |
ーー船をおりる時、再度オーストラリアへ戻ろうとは思わなかったですか?再度オーストラリアへ行きを決めたのは、現在のご主人と結婚するためと言ってましたが、どの段階で決まったんですか?
「私が住むところは日本だな、と船を下りたその時は思いました。帰国して日本で働いてる時に、一度目のオーストラリア滞在時に友人だった現在の夫が日本に会いに来てくれて、プロポーズして頂きまして。それでオーストラリアへ再度移住したわけですが、今でも日本に住みたい気持ちはあります。そして日本とオーストラリアを仕事で行き来できるようになりたいなとは思っています。」
ーー現在は、アデレードでマッサージよりフィットネストレーナーを中心に働いている他に、オンラインでワークショップを開いていると言っていましたが、どういう事をしているのですか?
「健康って肉体のみならず、精神面や感情面などが大きく関わっているんですよね。どのように関わっているのか、どんな思考をしたら体がどう反応するのかというのを一緒に考えていくワークショップです。
健康不良や人生で起こる悪い出来事というのも、実は私たちがハッピーな人生になるように仕向けられた、無意識で潜在意識からのメッセージと考え、体に現れるそれぞれの症状によって、それがどういうメッセージなのかを読み解いていったりします。
例えば、何か話しをしている時に突然足が攣りました。攣るというのは、筋肉が急に不随意に収縮して痛みを与えている症状ですが、足の部分が攣るという事は、実は潜在意識にある恐れや緊張を感じているよ、でもその恐れや緊張は必要ないよ、って伝えようとしているんですね。そういった事などを読み解きながら、心や思考を解放していく取り組みをしています。
ワークショップを開いてはいますが、人それぞれ色々バックグランドが違うので、どちらかと言うと私の方が毎回勉強させてもらってると思います(笑)」
ーー感情と筋肉、筋肉だけではなくて関節などの関係は、この業界にいる人なら興味があるトピックですよね。実際に私もクライアントを通して施術しながら体験した事があります。
一つ例えを出すと、何をやっても同じ症状を繰り返す常連のクライアントがいたんですが、この人は体だけの問題じゃないなとは思っていたんですね。そして何度かマッサージしながら話しをしているうちに、クライアントが根深く持っていた本音を吐き出した瞬間があったんですよね。その時の空気感が全く違いました。そして聞いてくれてありがとうと言って帰り、数週間後にメッセージが来ました。全然症状が戻ってこない、治してくれてありがとう!って。こういうのもYukiさんが伝えたい事のテーマと一致したりしますか?
「そうです、まさにそれです!今はフィットネスを中心の仕事していますが、今後マッサージの仕事も増やそうと思っていますので、そういう感情と症状の関係性をクライアントとの施術にとりいれていきたいし、オンラインワークショップで共有していきたいのです。」
ーーなるほど。Yukiさんが進みたい方向性がわかりました。色んな事にとらわれず、フットワークを軽くして臨機応変に仕事も住む場所も変えていっていったYukiさん。オーストラリアでは理学療法士ではないけれど、経験と知識を活かして活動している姿も素晴らしいと思います。そんなアクティブなYukiさんから、海外で奮闘中のセラピスト、海外へ出たいセラピストへ向けて一言!
「やりたいって思ったことは絶対叶う!楽しんでください!」
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