日本でグラフィックデザイナー TOMOKOさん
日本→オーストラリア→日本→オーストラリア→ニュージーランド
日本でグラフィックデザイナーとして働いた後、オーストラリアに渡り、現在はニュジーランドの北島、ギズボン(ギスボーン)でRemedial Massage & Beauty Therapistとして独立し1年目になるTomokoさんです(2017年時点)。
ブログでの簡単な紹介はコチラ。 |
ーーまずは、オーストラリアへ来た経緯を教えてください。
「日本ではグラフィックデザイナーとして働いていました。残業続きで仕事に追われる日々を送っていて、人生を変えたくなり、青い空と海の広大なオーストラリアに惹かれたんです。でも不安だったんで、とりあえず3ヵ月の観光ビザでパースへ渡り、さらに3ヵ月延長してラウンドしたり、オーストラリアを満喫して一旦日本に帰りました。そしてその後にワーホリで戻ってきました!」
ーーラウンド良いですね。ワーホリでオーストラリアへ戻ってきてからマッサージの仕事を始めたんですか?
「いえ、日本でしていたグラフィックデザイナーの仕事は無理だったし、とりあえず販売員や印刷オペレーターなど色々な仕事に就きました。その後、結婚してしばらくしてからマッサージの仕事を考え始めました。」
「日本ではグラフィックデザイナーとして働いていました。残業続きで仕事に追われる日々を送っていて、人生を変えたくなり、青い空と海の広大なオーストラリアに惹かれたんです。でも不安だったんで、とりあえず3ヵ月の観光ビザでパースへ渡り、さらに3ヵ月延長してラウンドしたり、オーストラリアを満喫して一旦日本に帰りました。そしてその後にワーホリで戻ってきました!」
ーーラウンド良いですね。ワーホリでオーストラリアへ戻ってきてからマッサージの仕事を始めたんですか?
「いえ、日本でしていたグラフィックデザイナーの仕事は無理だったし、とりあえず販売員や印刷オペレーターなど色々な仕事に就きました。その後、結婚してしばらくしてからマッサージの仕事を考え始めました。」
ーーどうしてマッサージの仕事をしようと思ったんですか?
「自分の手で何かをクリエイトする事がずっと好きだったので、手に職をつけ、将来は独立したいといつも考えていました。その当時働いていた仕事に飽き飽きし、このままではダメだと思い、ローカルの新聞の求人をチェックしていました。そして、マッサージセラピスト募集の記事を見つけて行ってみたのがきっかけです。」
ーーそれって経験不要のアジア系や日系のお店ですか?
「そうですね。資格などは問わない、中国人経営のマッサージ店でした。高いお金を払って学校行く前に、自分に合うかどうか試したかったんですよ。そして、そこで働いていた日本人セラピストがトレーニングをしてくれました。その後で働いたアジア系のマッサージ店では、マッサージスクールに行き、資格を取るという条件で雇ってもらいました。そして、そこで働いている間にCertificate4を取得しました。」
ーーそうだったんですね。資格の有無が関係のないアジア系のお店には賛否両論ありますが、やはりTomokoさんみたいに、資格を取りに学校に行く前に、自分に合うかどうか試せるというのがメリットの一つだと思いますね。一歩一歩ステップアップしている感じですが、その後にニュージーランドに渡ったんですか?
「しばらくはオーストラリアでマッサージの仕事していましたよ。ニュージーランド出身の旦那から、数年以内に帰国したいと言われたのがきっかけで、ホテル内のスパで働きながら、自分の仕事のことを色々考え始めました。」
「自分の手で何かをクリエイトする事がずっと好きだったので、手に職をつけ、将来は独立したいといつも考えていました。その当時働いていた仕事に飽き飽きし、このままではダメだと思い、ローカルの新聞の求人をチェックしていました。そして、マッサージセラピスト募集の記事を見つけて行ってみたのがきっかけです。」
ーーそれって経験不要のアジア系や日系のお店ですか?
「そうですね。資格などは問わない、中国人経営のマッサージ店でした。高いお金を払って学校行く前に、自分に合うかどうか試したかったんですよ。そして、そこで働いていた日本人セラピストがトレーニングをしてくれました。その後で働いたアジア系のマッサージ店では、マッサージスクールに行き、資格を取るという条件で雇ってもらいました。そして、そこで働いている間にCertificate4を取得しました。」
ーーそうだったんですね。資格の有無が関係のないアジア系のお店には賛否両論ありますが、やはりTomokoさんみたいに、資格を取りに学校に行く前に、自分に合うかどうか試せるというのがメリットの一つだと思いますね。一歩一歩ステップアップしている感じですが、その後にニュージーランドに渡ったんですか?
「しばらくはオーストラリアでマッサージの仕事していましたよ。ニュージーランド出身の旦那から、数年以内に帰国したいと言われたのがきっかけで、ホテル内のスパで働きながら、自分の仕事のことを色々考え始めました。」
ーー色々考え始めたというのは?
「旦那の故郷ギズボンは、人口3万4千人の小さな町なんですよね。そのため、就職先の幅が狭くてCertificate4のマッサージの資格と経験だけでは不安になってきました。」 ーー確かに、小さい町だと、出来る範囲を広げた方が仕事を得れる確率は高くなりそうですよね。それでビューティの資格やマッサージのDiplomaを取ったんですか? 「そうですね。ただ、引っ越しにあたり、自営をしている旦那のビジネス資金や、引っ越しのお金など、予算が限られていました。なので、マッサージとビューティに関係する資格を、予算内で時間が許す限り、色々工夫して取得しました。 マッサージのDiplomaは、収入を減らすことなく、空いた時間で勉強ができるオンラインコースで取りました。ビューティもフェイシャル・ワックス・ネイル・まつ毛エクステンションのコースを別々に取って、それぞれに資格を発行してくれるコースを見つけたので、それで資金を抑えました。」 |
ーーオンラインでマッサージのDiplomaを取得するのは、どういう感じになるんですか?オーストラリアだと、オンラインのコースでの資格取得だと、マッサージセラピストとしてプライベート医療保険をカバーする事が出来ないと思うんですけど、ニュージーランドはどうなるんですか?
「私もそれを最初に調べました。ニュージーランドでは、マッサージの資格に関するガイドラインがオーストラリアみたいに決められていないんですよね。協会に登録すれば、プライベート医療保険をカバー出来るみたいですが、マッサージをカバーしている保険会社も、簡単にチェックしたらほんの2,3件。さらに、私の住んでいる小さい町では必要がなさそうだったんです。そこで、現地の状況と資金と時間のバランスを考えてオンラインコースを選びました。
私が働いていたサロンのオーナーが、トレーナーの資格を持っていたので、オーナーにペーパーワークやスキルなどを見てもらいました。プラクティスは、フィジオセラピーのクリニックでwork experienceをさせてもらう予定でしたが、これは時間が間に合わず、かないませんでした。」
ーーなるほど。現地の状況と資金と時間のバランスをしっかり見極めて、自分に合った無理のない方法を選んだわけですね。その後、実際にニュージーランドへ渡った後に仕事探しはどうでしたか?オーストラリアで準備したことは役にたちましたか?
「オーストラリアにいる間から、既に仕事探しは始めていました。ローカルの新聞、ウェブサイト等で探し、ビューティサロンでのフルタイム(正社員)の仕事が決まりました。オーストラリアでビューティの資格を取った後に、出張トリートメント専門の会社に登録して、少しだけでもと思い経験を積んでいましたが、実際にはそれでは足りませんでした。採用してくれたオーナー曰く、マッサージのDiplomaを持っていたのもあって採用してくれたという事だったので、結果的には準備してた事すべてが役にたちました。」
ーー凄いですよね、その調整能力!!自分の現状と先の事を把握して、見事にマッチさせましたね!逆にもっとこれをしておけば良かったっていうのはありますか?
「オーストラリアでやったこと全てが役にたっています。ビューティサロンを辞めて自宅サロンを開いた時は、最低収入の確保のために、週1日だけフィジオ(理学療法)のクリニックでマッサージセラピストとしても働けたので、マッサージのDiplomaを取ってて良かったとも思います。ビューティに関して言えば、Diplomaを取得したかったですね。」
ーービューティサロンで働いてみてどうでした?
「他のビューティセラピストはリラクゼーションマッサージしかしない上、あまり好きではないようで、マッサージの予約はほとんど私にまわってきました(笑) 自分ばかりが力仕事をして、若干納得いかない部分もあったのが本音でした(笑)でも、ビューティのトレーニングはしっかりやってくれて、経験が積めたので良かったです。プロダクトを売ったりすればコミッションがはいりますが、ネイティブスピーカーと同じレベルでプロダクトを売ることは結構大変でした。」
ーーオンラインでマッサージのDiplomaを取得するのは、どういう感じになるんですか?オーストラリアだと、オンラインのコースでの資格取得だと、マッサージセラピストとしてプライベート医療保険をカバーする事が出来ないと思うんですけど、ニュージーランドはどうなるんですか?
「私もそれを最初に調べました。ニュージーランドでは、マッサージの資格に関するガイドラインがオーストラリアみたいに決められていないんですよね。協会に登録すれば、プライベート医療保険をカバー出来るみたいですが、マッサージをカバーしている保険会社も、簡単にチェックしたらほんの2,3件。さらに、私の住んでいる小さい町では必要がなさそうだったんです。そこで、現地の状況と資金と時間のバランスを考えてオンラインコースを選びました。
私が働いていたサロンのオーナーが、トレーナーの資格を持っていたので、オーナーにペーパーワークやスキルなどを見てもらいました。プラクティスは、フィジオセラピーのクリニックでwork experienceをさせてもらう予定でしたが、これは時間が間に合わず、かないませんでした。」
ーーなるほど。現地の状況と資金と時間のバランスをしっかり見極めて、自分に合った無理のない方法を選んだわけですね。その後、実際にニュージーランドへ渡った後に仕事探しはどうでしたか?オーストラリアで準備したことは役にたちましたか?
「オーストラリアにいる間から、既に仕事探しは始めていました。ローカルの新聞、ウェブサイト等で探し、ビューティサロンでのフルタイム(正社員)の仕事が決まりました。オーストラリアでビューティの資格を取った後に、出張トリートメント専門の会社に登録して、少しだけでもと思い経験を積んでいましたが、実際にはそれでは足りませんでした。採用してくれたオーナー曰く、マッサージのDiplomaを持っていたのもあって採用してくれたという事だったので、結果的には準備してた事すべてが役にたちました。」
ーー凄いですよね、その調整能力!!自分の現状と先の事を把握して、見事にマッチさせましたね!逆にもっとこれをしておけば良かったっていうのはありますか?
「オーストラリアでやったこと全てが役にたっています。ビューティサロンを辞めて自宅サロンを開いた時は、最低収入の確保のために、週1日だけフィジオ(理学療法)のクリニックでマッサージセラピストとしても働けたので、マッサージのDiplomaを取ってて良かったとも思います。ビューティに関して言えば、Diplomaを取得したかったですね。」
ーービューティサロンで働いてみてどうでした?
「他のビューティセラピストはリラクゼーションマッサージしかしない上、あまり好きではないようで、マッサージの予約はほとんど私にまわってきました(笑) 自分ばかりが力仕事をして、若干納得いかない部分もあったのが本音でした(笑)でも、ビューティのトレーニングはしっかりやってくれて、経験が積めたので良かったです。プロダクトを売ったりすればコミッションがはいりますが、ネイティブスピーカーと同じレベルでプロダクトを売ることは結構大変でした。」
ーービューティセラピストとして経験が積めたのは良いですよね。現在は独立しているとの事ですが、自宅サロンを選んだのは何故ですか?自宅サロンでは何をしていますか?
「治療系とリラクゼーションマッサージを要望に合わせて変えています。フェイシャル、ワックス脱毛などのビューティセラピーも幅広く扱っています。
自宅サロンにしたのは、コスト削減の為と、ビューティサロンを辞めた後は半径3km以内で働けないという契約があった事が理由です。」
ーー何ですか、その半径3km以内で働けないというのは。
「入社する時に、辞めた後は半径3km以内で働いていはいけないという恐ろしい契約書にサインをしないといけないのです(笑)さらに1年以内に仕事を辞めると、社内で行われたトレーニングを全て返金しないといけないという条件もありました。しかもトレーニング費用は、その時に支払われた時給の4倍分です・・・。だからみんな頑張って一年は働くんですよ・・・。」
ーー恐ろしい~(笑)では、週1日だけ働いたフィジオのクリニックは3km圏外だったんですか?
「いや、1km以内でした(笑)でも、そこのクリニックのボスが、ビューティサロンのボスに電話で話をしてくれたんですよ。小さい町だし、後々のトラブル回避のために。」
ーーラッキー!そんな恐ろしい契約条件を無事にクリアーし、ビューティの経験も積んで独立してますが、現時点では満足していますか?
「独立したばかりなので、まだまだ改善しないといけない所が沢山ありますが、現在の状況まで持ってこれたという事と、自分の時間がもてるという事に関して満足しています。」
ーー素晴らしいですね!ちなみにですね、独立した時なんですけど、その色々厳しいビューティサロンから自分のクライアントを引っ張ってこれました(笑)?
「契約違反ですけど・・・何人かひっぱっりましたよ(笑)スーパーマーケットなどで当時のクライアントにばったり会った場合とかですが、ビジネスカードを渡していました。それ以外だと、辞める前に仲良くなった信用できるクライアントの番号だけ控えていたり、地味にせこいことしました(笑)」
ーー何だかんだで、色々契約違反をおかしてますね・・・Good Jobです(笑)今後の目標などありますか?
「とりあえず現在のクライアントを大事にしつつも、新規のクライアントも増やすこと。あとは、マッサージルームも新しくしましたし、もっと施術メニューを増やしたいですね。クライアントから要望のあるジェルネイルや、永久脱毛などを検討中です。ただ、ワークショップやコースが開催されいる街まで遠く、コースやワークショップなどに気軽に行って習うことが簡単ではないので、そのへんが不便ですかね。」
ーー新しい技術などを習いたい場合は、街に近い方がやはり便利なのは確かですけど、Tomokoさんなら気が付けば「もう全部やってる」って言いそうな予感です!すみません、最後にもう一つ質問なんですが、写真を見せてもらって気になっていた「キャンドルパーティ」なんですが、これは何をするんですか?
「既存のクライアント用と新規のクライアント集めの為にしています。私が作ったキャンドルを灯し、シャンペンを飲みながら皆が持寄りしたお菓子をつまみ、自分のキャンドルのセールスもするパーティのことです。」
ーーへー!そんな事もしているんですね。そういうのを企画するのも得意なんですか?
「それがラッキーな事に、こういう企画をするのが好きな知り合いがいるんですよ。一人じゃできないです(笑)」
ーーなんか、最後の話でTomokoさんがやり手のビジネスマンに見えてきました(笑)先を読み、限りある時間とお金の中で最大限の準備をするなど、サバイバル能力に長けているTomokoさん。そんなTomokoさんから、海外に出たい、もしくは既に海外で奮闘中のセラピストに一言お願いします。
「セラピストに一言というより、常に自分に言い聞かせてた言葉でも良いですか?”There is nothing you cannot do”と、もう一つは、イチローも言っていた”壁というのは、できる人にしかやってこない。 超えられる可能性がある人にしかやってこない。 だから、壁がある時はチャンスだと思っている。”ですね。」
まさか、イチローの名言が出てくるとは思いませんでした(笑)TomokoさんのFacebookページはコチラへ。もしニュージーランドのギスボンへ行った際は、立ち寄ってみて下さい!
「セラピストに一言というより、常に自分に言い聞かせてた言葉でも良いですか?”There is nothing you cannot do”と、もう一つは、イチローも言っていた”壁というのは、できる人にしかやってこない。 超えられる可能性がある人にしかやってこない。 だから、壁がある時はチャンスだと思っている。”ですね。」
まさか、イチローの名言が出てくるとは思いませんでした(笑)TomokoさんのFacebookページはコチラへ。もしニュージーランドのギスボンへ行った際は、立ち寄ってみて下さい!
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