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​妊婦ケアのスペシャリスト、マッサージセラピスト兼ドゥーラとして
​ママをしっかりサポートするNORIKOさん
ブログやその他SNSで常に発信をされているエイミーズ紀子さん。もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれません。私も数年前からフォローしています。数カ月前に数年に及ぶ産休から復帰され、セラピストとしてのお仕事を再開されました。ブログでドゥーラのお仕事と助産婦さんとの違いも含めた簡単な紹介をしています。

​ーーいつからマッサージやドゥーラ(※ブログ参照)などを含めた妊婦ケアを中心にするようになったんですか?
「約8〜9年前からマタニティーを中心としたマッサージの仕事を本格的に始めるようになりました。その後、ドゥーラの資格をとり、6年程前からドゥーラの仕事を始めました。」

ーーそのきっかけは何ですか?
「当初は出張マッサージを主にやっていましたが、嫌な経験もありましたし、男性の自宅でマッサージすることを出来るだけ避けたいと思うようになりました。そこで、ビジネスのターゲットを産婦さんにしてマタニティーマッサージを中心に始めるようになりました。単に’’女性のみ’’としてしまうと性差別になると思ったので。
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そうやって始めたマタニティーマッサージを通して沢山の妊婦さんに出会い、妊婦さんをもっと具体的にサポートしたい!と思うようになった事からドゥーラになりました。お産のことを知れば知る程、その魅力にとりつかれていったような感じです。」

ーー女性のみを顧客にする良いアイデアの一つですね。嫌な経験は分かりますよ~。って勝手にセクハラ客と決めつけていますが(苦笑)、はじめは男性客の出張も受け付けていたんですか?
「はい、最初は男性客も受けつけていましたが、セクハラ客っぽいような人に何回かあたってしまった後はもう嫌になりましたね。」

ーー私もそのへんは星の数ほど経験がありますので分かりますよ・・・。ちなみにマッサージセラピストになった理由は何でしたか?
「その時から住んでいたオーストラリアでのワーホリのビザが切れるので、学生ビザをとりたくて学校を探していました。手に職となるような資格がとりたくて、もともと好きだったマッサージを選びました。自己流ですが、マッサージは中南米を放浪していた時に、お小遣い稼ぎにちょこっとしていました。」​
ーー中南米放浪なんて素敵~!手に職を求めてこの業界にはいる人は多いですが、当時(2002年頃)の中南米でもマッサージの需要があったんですか?
「私が生活していたエリアは観光客が多く、観光客相手にマッサージをしていました。ビーチでのんびりしている観光客に声をかけて簡単なチェアマッサージ、働いていたダイビングショップに来るお客さんや友達から紹介された方をマッサージしたりしていました。お小遣い稼ぎ感覚で、本当になんちゃってマッサージ師でした・・・(笑)でも、マッサージはあまり一般的には普及していない国がほとんどでしたので、皆には喜ばれました!ダイビングのシーズンがピークでない時は、マッサージやレストランでのアルバイトでなんとか生活していた時期もありました。」

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なんちゃってマッサージ師時代?!IN メキシコ
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ダイビングインストラクターとして働いていたホンジュラス

ーーダイビングのインストラクターがメインのお仕事だったんですか?

「スキューバーダイビングの仕事は主に中南米で行っていました。実家のある和歌山県やオーストラリアワーホリ中に滞在したヘロン島やケアンズ、そしてシドニーでもしていました。メキシコで日系の自動車部品製造会社にて通訳の仕事もしていました。」
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​ーー色んな場所を転々としていたようですが、オーストラリアへ辿りついたいきさつは?
「その頃私が好きだったダイビングとサーフィンの両方が楽しめる国だと認識していたので、将来はオーストラリアで暮らしたいという思いがありました。でも、放浪生活みたいに過ごしていた中南米の魅力から抜け出せずにいました。そして、年齢がギリギリになって、やっとワーホリビザで来たという感じです。皮肉なことに、今ではダイビングもサーフィンもしなくなってしまいましたが・・・(汗)」

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ケアンズでもダイビング
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オーストラリア ヘロン島でもダイビング

​ーーそれもLIFEですね(汗)Norikoさん自身も妊娠出産を通して生活が変わった事もあるでしょうが、それ以前に、出産前後のクライアントさんのお世話をするドゥーラのお仕事とかしていたら、深夜早朝など時間が不規則になったりしたりして、生活リズムも変わったりしそうですもんね。その辺はどうですか?
「そうですね。’’出産付き添い込みのドゥーラサービス’’の場合、出産予定日前後の2週間、計4週間はオンコール状態でいつでも駆け付けられるようにしなければなりません。生まれるまでずっと、そして数時間ほど産後サポートもするのでかなりの長時間になることが多いので不規則にはなります。でも、お産好きにとってはアドレナリンが結構出て、特にとても良いお産だった場合は、体が疲れていても嬉しくて目が覚めていることが多いです。


複数のお客さんの出産時期が被らないようにしないといけないので、出産付き添いが出来るのは月に1〜2組、多くても月3回程度です。ちなみに’’出産付き添いなしの妊娠中と産後のみのサービス’’は、基本的に何人でも受けつけられるので月に2〜4組ほど。また、出産時に突発的にやっぱりドゥーラが欲しいとなるケースも年に数回ありました。

帰宅してすぐに寝ていますし、日頃から健康には気をつけているので体調を壊すこともありませんでしたが、私自身が妊娠中だった時期にお手伝いした4回のお産では、かなり体に無理をかけていたのかも、と今は思います。」

ーー「特にとても良いお産だった場合、体は疲れていても嬉しくて目が覚めることが多い」。ここにはすごくこのお仕事が好きな事があらわれてますね!Norikoさんはご自身の妊娠中はいつまでお仕事されたんですか?
「私は妊娠しても悪阻等が全くなかったので、妊娠初期から中期まで普通に出張マッサージの仕事も出産の付き添いも含めたドゥーラの仕事もしていました。」
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​ーー出張マッサージも中期までしていたとはタフですねー。のりこさん自身が妊婦さんになられ、逆にサービスを受ける側になってみてどうでしたか?
「お産の知識がゼロだった夫の為にドゥーラを雇った様なものでしたが、結局はわたしにとっても精神的なサポートが心強かったのでとてもよかったです。また、早産の為に自宅出産の計画を病院出産に切り替えて、自分達が望んでいたお産通りにならず残念な気持ちを経験したこと、病院側からの扱いがあまり良くなくて不快だったことや、育児の大変さ、子供が出来てからの夫婦関係の変化などを実際に体験したことは、今後のドゥーラサポートでも役に立つと感じています。

マタニティマッサージも妊娠中によく受けていましたが、ある意味職業病とでもいうのでしょうか?マッサージ中に、’’あ、あのテクニックを使っている’’ ''これはどうやってやっているのかな?''なんて考えてしまい、あまりリラックス出来なかった記憶があります(笑)それでも、疲れと寝不足があったからか産後のマッサージは天国でした!」

ーーそれは完全に職業病ですね(笑)ほとんどのセラピストがやっちゃいますよね、それ。
早産から現在に至るまでお疲れさまでした。出産体験が残念な結果に終わったとは言え、お子さんが元気に育っていて、色々な経験が今後のお仕事に活かされているのが幸いですね。
最近お仕事を再開されましたよね。マッサージを様々な理由で暫くお休みしていたセラピストさんから良く聞くのが、前みたいな施術ができるか、感や体力など含めちゃんと復帰できるか心配という事なんですが、Norikoさんはどうでしたか?

「一般的なマッサージにおいては、確かに腕は少し下がったように感じます。筋肉の名前等も忘れてしまったものが多いです。それとは逆に、マタニティ・産後マッサージ、ベビーマッサージ指導等においては、自分の経験を生かして以前より更に良いサービスが提供出来るようになったと感じています。

​それはテクニックだけでなく、接し方や理解力なんかも。また、ドゥーラの仕事においても、実際に母親になった人にしか分からないことが多く学べたので、これにおいても、お休みのギャップはあったもののプラスになったものが多く、より良いサービスを提供出来ると思っています。」
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​ーーやはり経験に勝るものはないですね!どれくらい休まれていたんですか?マッサージの腕はすぐ戻るでしょうし、経験がプラスαになってマタニティとドゥーラサービスがレベルアップしてクライアントさんに還元できるのは良いですね!
「最低2年は経っていますね。子供が2歳ぐらいになるまではフルタイムで母親の仕事をしたいと思っていました。オーストラリアには私と夫の家族はいないので、無償で子供の面倒を見てくれる人もいないし、子供が出来たら、当分の間はドゥーラやマッサージの仕事はあまり出来なくなるかなぁと、ある程度の覚悟は出来ていました。そのため、早く復帰というプレッシャーはありませんでしたが、子供が2歳を過ぎた頃から、自分もまた好きな仕事をしたい!という欲望が出てきました。」

ーー海外在住者は子育てに自分たちの家族からのヘルプがないのがデメリットですよね・・・。そんな中で小さいお子さんの育児と体力的な仕事のバランスはどうですか?
「今では’’無理をしない、頑張り過ぎない’’ということを学べたと思います。以前はマッサージの予約を自分の体調に構わず何件も受けていましたが、今では自分がラクで疲れないと思う数だけを受けつけるようにしており、断ることを恐れないようになりました。
やはり育児は体力仕事。そしてマッサージも体力仕事なので、調整しつつもマッサージ以外からでも収入が得られるように考えるようになりました。」

ーー自分で調整できるようになっているのは良いですね。マッサージ以外からの収入とはどういう方法ですか?
「私の場合は、ベビーマッサージ指導、出産付き添いなしのドゥーラやメールサポートだったりします。また、昔からしているナニーの仕事も週1〜2回ですが続けています。面倒を見るのは幼い子供達ではないし、息子を一緒に連れて行けるので助かっています。しかも、兄弟のいない息子にとっては刺激になるようですし。」


ーー良いですねー!知識と技術と経験をフル稼働!そういえば、先ほど最低2年は休業していたと言われていましたが、マッサージ協会やプライベート医療保険のヘルスファンドはどうしましたか?以前ブログでも紹介したのですが、期間限定ではありますが休止などもできるようなので。」
「以前は協会に所属していて、確かにしばらく休止していましたが、去年脱会しました。毎年マッサージ関係のコース等を受講したりしないといけないContinuos educationのポイントの事を考えなくてよくなり、少しストレスが減ったように感じます。そのかわり、お休み中は色々なマッサージや他の施術を沢山受けて、リラクゼーションやレメディアル的な施術を色々体験しました。これも学びだと思います。​」​
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息子さんとツーショット♡

​ーー確かにあのポイント制度、毎年必要な上に、仮に多くポイントを取った年があっても翌年に持ち越しできないし、ちょっとしたストレスではありますね(汗)自分自身が施術を受ける事で学べる事って沢山あるし、Norikoさんの場合がされているカテゴリーから言えば、育児の経験イコール学びですよね。妊婦ケアセラピストとして今後の展望とかはあるんですか?

「お産付き添いドゥーラを復活させたいですね。となると、オンコール期間中に息子をいつでも緊急に面倒を見てくれる人が必要で、難しいです・・・。残念ながら夫は出張が多く、頼れないので、現在はお産付き添いなしのサービスのみしか出来ていないのが現状です。」

ーーお子さんがいて、旦那さんが家にいない可能性もある状況だとオンコールは厳しいですね・・。
「そうなんですよね。なので、マッサージの仕事でマタニティーやベビーマッサージ指導を中心に続けたいですね。ブログやフェイスブックでは、お産や育児の情報以外にも色々な健康情報、その他一般のマスメディアでは流されない情報等も色々発信していて、これからも続けていきたいと思っています。が、お産の写真などはフェイスブックでは削除されたり、アカウントをブロックされることが多いです。」

ーーたまにNorikoさんのフェイスブックでお産の写真やビデオをシェアされていますが、削除されたりブロックされたりしてるんですね(汗)
「フェイスブックのそのような規制がちょっとした悩みです。でも、SNS以外に2年程前からメールサポートサービスも始めています。これはマタニティ・ドゥーラケア関連ですが、乳幼児アトピー・妊活・妊娠・出産・離乳食等においてのアドバイスのサポートで、これも続けていきたいと思っています。特に乳幼児アトピーの件は、沢山の方に同じ内容を伝えているケースも多いので、沢山の方に参考にしてもらえるように、いつかebook等を出したいとも思っています!」

ーーおお!
お産付き添いドゥーラ復活よりebook販売が先に実現しそうですね!
’’女性オンリー’’マッサージをする為にマタニティマッサージを始めたNorikoさんですが、結果的にはマッサージのみならず、トータル妊婦ケアのスペシャリストとして、出産現場・前後のケアからメールサービスまで多岐に渡るサポートを確立されています。そんなNorikoさんから、海外へ出たいセラピストさん、既に海外で活躍しているセラピストさんに一言お願いします。

「海外では、お客さんの国籍や文化はもちろん、性格や体の特徴も個人差がかなり大きいので、色々な方をマッサージする経験を積むことが出来ると思います。また、日本ではまだあまり普及していないかもしれませんが、海外ではマッサージ前に免責同意書に署名してもらうのが当たり前になっている国が多いので、個人で営業される方はしっかりと同意書を作られることをお勧めします。自分の体を大切にしながら、是非海外でもご活躍して下さい。」

Norikoさんの活動が気になるという方は
  • アメブロ
  • ​エイミーズ紀子 フェイスブック
  • Weston A Price式離乳食ディスカッショングループ(離乳食だけでなく、出産、育児、健康等に関するデゥスカッション、質問ができるグループです。)
  • Massage for Women and Babies  フェイスブックビジネスページ 英語のみ
  • インスタ
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