日本で病院管理栄養士
日本⇔オーストラリア 3往復!日本では病院管理栄養士だったMasayoさん。このサイトに初期から情報提供してくれているセラピストさんです。
オーストラリアへ学生ビザで渡り、Diploma of Aromatherapyを取得後に一度日本へ帰国。その後ワーキングホリデーで2度目のオーストラリア。日本へ帰国後、3度目のオーストラリアは現在のご主人がシドニー在住だったため、フィアンセビザで再々入国してるMasayoさん! 現在はPerfect Potionというアロマブランドの会社でアロママッサージ&フェイシャルをしつつ、自分でAromacatalystというブランドを立ち上げ、アロマセラピーの普及に努めている2児のママさんセラピストです。 |
ーー管理栄養士のままオーストラリアへアロマ留学したんですか?それとも一度アロマセラピストになってから、本格的に学ぶために留学したんですか?
「管理栄養士として働いてました。趣味で日本アロマセラピー検定を独学で1級まで取得していたんですけど、もっと学びたくて、アロマのために仕事を辞めてシドニーに来ました。」
ーー独学で一級とはさすがですね!では、アロマ留学した時はDiplomaまで取る予定だったんですか?
「いや~Diplomaまで考えてなくて、Certificat3を取ってみたいなって感じでした。海外でアロマに触れればそれで良かったって感じで、今思うと動機に矛盾を感じますが(笑)
まだ20代でしたし、すごく好奇心が旺盛でした。知らない世界を見てみたい、知らない自分に出会ってみたいという気持ちも大きかったと思います。」
ーー日本では一級まで取ってるし、今では自分のブランド立ち上げてるんで、もともとはそのつもりでDiplomaまで取ったかと思いました。
「Diplomaまで考えていなかった時から、自分のブランドを立ち上げる‘妄想‘をしていました(笑)細かい事は調べず、ただ夢を膨らませてワクワクするのが好きでしたから(笑)」
「管理栄養士として働いてました。趣味で日本アロマセラピー検定を独学で1級まで取得していたんですけど、もっと学びたくて、アロマのために仕事を辞めてシドニーに来ました。」
ーー独学で一級とはさすがですね!では、アロマ留学した時はDiplomaまで取る予定だったんですか?
「いや~Diplomaまで考えてなくて、Certificat3を取ってみたいなって感じでした。海外でアロマに触れればそれで良かったって感じで、今思うと動機に矛盾を感じますが(笑)
まだ20代でしたし、すごく好奇心が旺盛でした。知らない世界を見てみたい、知らない自分に出会ってみたいという気持ちも大きかったと思います。」
ーー日本では一級まで取ってるし、今では自分のブランド立ち上げてるんで、もともとはそのつもりでDiplomaまで取ったかと思いました。
「Diplomaまで考えていなかった時から、自分のブランドを立ち上げる‘妄想‘をしていました(笑)細かい事は調べず、ただ夢を膨らませてワクワクするのが好きでしたから(笑)」
ーーあ、そうなんですね(笑)私の知ってるセラピスト達も、英語力やビザ、その他諸々の理由で最初はDiplomaまで考えていなかった、というのをよく聞きます。Masayoさんはアロマ学校へ行く前に語学学校にも行きました?
「はい、もちろん行きました!数カ月語学学校に行ってアロマを学びに行く予定だったのですが、結果半年は英語の勉強に費やしました。留学するまで外国の方に会った事はほとんどなく、学生の時から英語が苦手でした。好奇心だけが旺盛で、自分の弱点を分かっていませんでした(笑)それなのに、オーストラリアに行く!と頑張って準備したものの、実際ホームスティを始めてから自分が英語を話せない事に気付いたのです...。」 |
ーーアロマ留学後、すぐに日本に帰る予定だったんですか?日本に戻った時、すぐにアロマ関連の仕事見つかりましたか?
「はい。留学後にすぐ帰国予定で、永住なんて考えてませんでした。1回目も2回目もアルバイトで販売員の仕事につきましたので、簡単に見つかりました。日本にいる期間が短かかったので、働いてみたかったアロマの会社のHPで求人情報を拾って、電話して面接してもらいました。新聞の折り込みチラシの広告で見つけたりもしていましたよ。」
ーーすぐに働いてみたかった会社で働くとはさすがですね。オーストラリアで働き続ける事は考えてなかったんですか?
「実は1度目の帰国前の在学中に英国のステイナーアカデミー(世界有数のクルーズ船でスパサービスを提供するイギリスの会社)の面接を受けていたんです。帰国後に合格通知を受け、マッサージセラピストとしてクルーズ船に乗って世界中を巡る予定でした。2度目の滞在の時はシドニーで働いていてましたよ。」
ーー何で合格通知受けてたのに行かなかったんですか?
「家庭の事情で断りました。2度目の帰国前も、シドニーで働いていた会社が日本進出という事で、日本のお店で働くオファーももらっていたんですが、これも家庭の事情で断っています。」
ーーえええ!家庭の事情とは言えもったいなかったですね。タイミングが悪いと言うか...。
「そうですね~。今思えば行っておけば良かったと思いますが(苦笑)どちらのタイミングも、最終的に家族と一緒に過ごせる時間を選びました。遠く離れて暮らす今となっては、結果的にはあの時間がとても貴重な物となっています。どちらに転んでも自分が選んだ人生、うまく事が運ぶようになっているんですね。」
「はい。留学後にすぐ帰国予定で、永住なんて考えてませんでした。1回目も2回目もアルバイトで販売員の仕事につきましたので、簡単に見つかりました。日本にいる期間が短かかったので、働いてみたかったアロマの会社のHPで求人情報を拾って、電話して面接してもらいました。新聞の折り込みチラシの広告で見つけたりもしていましたよ。」
ーーすぐに働いてみたかった会社で働くとはさすがですね。オーストラリアで働き続ける事は考えてなかったんですか?
「実は1度目の帰国前の在学中に英国のステイナーアカデミー(世界有数のクルーズ船でスパサービスを提供するイギリスの会社)の面接を受けていたんです。帰国後に合格通知を受け、マッサージセラピストとしてクルーズ船に乗って世界中を巡る予定でした。2度目の滞在の時はシドニーで働いていてましたよ。」
ーー何で合格通知受けてたのに行かなかったんですか?
「家庭の事情で断りました。2度目の帰国前も、シドニーで働いていた会社が日本進出という事で、日本のお店で働くオファーももらっていたんですが、これも家庭の事情で断っています。」
ーーえええ!家庭の事情とは言えもったいなかったですね。タイミングが悪いと言うか...。
「そうですね~。今思えば行っておけば良かったと思いますが(苦笑)どちらのタイミングも、最終的に家族と一緒に過ごせる時間を選びました。遠く離れて暮らす今となっては、結果的にはあの時間がとても貴重な物となっています。どちらに転んでも自分が選んだ人生、うまく事が運ぶようになっているんですね。」
ーーまさにMeant to beですね。そんな中、2回目はなぜワーホリで戻ったんですか?
「やっぱり海外でアロマの仕事をしてみたかったんです。で、その時に今の主人に出会いました。」 ーーさらにMeant to beやないですか(笑)そして3度目のオーストラリアで結婚ですよね。出産後の忙しい時にAromaCatalystを立ち上げていますよね?その時期に立ち上げたのは何か理由があるんですか? 「前々からやってみたかったのですが、出産後は勤務地に行って仕事をする事がなくなり、ちょうど良いチャンスだったんですよね。娘が生後数カ月で肌荒れを起こし、その対策にアロマを用いたんです。その時に、他のママ達にもオルタナティブな方法をシェアしたいと思った事も今考えると1つの理由です。」 |
ーーAromaCatalystではオイル、軟膏、スプレー以外でもアロマの香りをいつも楽しめるようなペンダントを開発して販売しているようですが、開発中のエピソードなどありますか?
「最初にアロマペンダントを使用したいと思ったのは、2014年の日本で和精油の産地を訪れてからでした。精油蒸留所さん達の精油への思いや蒸留所の歴史を聞かせてもらう中で、こんなに大切に守りぬかれている精油を少量でも十分な効果を感じてもらいたい、そうするにはどうすればいいだろうと思っていた時、ガラスアーティストの方とばったり出会いました。」
ーー運命って感じですか?
「はい。アロマペンダントは市場にたくさん出回っているので、どこにでも手に入るんですけど、私はこのガラスアーティストの方との出会いが運命だったと思っています。初対面でしたが、迷わずアロマペンダントの制作をお願いしました。」
ーーそのきっかけとなった和製油の産地ってどこなんですか?
「今の所、奈良吉野の檜の精油と鹿児島の芳樟(ホウショウ)精油です。実は、奈良吉野は私の母の実家でもあって、伯父が吉野で取れる檜や杉を使用した箸製造を営んでいたので、檜は私にとっても温かな思い出の香りなんですよね。
今は人工の物が増え、檜の消費量が落ちてきた事や、‘山入りさん‘と呼ばれる山を管理する職人さん達もいなくなったり、いろいろな理由で山は荒れ始めているんです。木って使わないと、土砂崩れとか起こして自然の循環が乱れるんです。
今はアロマブームに乗って檜の精油効果も注目を集めてるんです。吉野に育てられ、海外でアロマを扱っている私としては、檜の精油を人に伝える事で吉野の山々に恩返しをしたいと思い、檜は奈良吉野産を取り扱っています。
もうひとつは、鹿児島の芳樟(ホウショウ)です。私が15年程前に知った蒸留所さんで、最近になって訪れさせてもらうようになりました。歴史が長い蒸留所で、唯一国内でこの植物を育てて蒸留されています。」
ーーすごい!精油選びにもMasayoさんの人柄が表れていますね。こだわりが素晴らしい。
「ありがとうございます。私は、表には出てこない事を良く知りたいと思っていまして、アロマセラピストで精油を扱うものとして、足を運んでご縁のある限り知るべきだと思っています。これからも、どんどん蒸留所をめぐり、人に会いながら学んでいく予定です。」
ーーその後のペンダント作りにもこだわっていそうですよね。
「ペンダントの形は葉っぱの形にして欲しいとリクエストしました。精油をいれた後にボタボタ漏れてこないように試行錯誤したり、スポイトをつけて自由に入れ変えられるようにしたりしました。紐も動物の皮は使用したくはなかったし、オーストラリア人にも日本の絹を知ってもらいたかったので、日本から絹糸を取り寄せて使用しています。」
「最初にアロマペンダントを使用したいと思ったのは、2014年の日本で和精油の産地を訪れてからでした。精油蒸留所さん達の精油への思いや蒸留所の歴史を聞かせてもらう中で、こんなに大切に守りぬかれている精油を少量でも十分な効果を感じてもらいたい、そうするにはどうすればいいだろうと思っていた時、ガラスアーティストの方とばったり出会いました。」
ーー運命って感じですか?
「はい。アロマペンダントは市場にたくさん出回っているので、どこにでも手に入るんですけど、私はこのガラスアーティストの方との出会いが運命だったと思っています。初対面でしたが、迷わずアロマペンダントの制作をお願いしました。」
ーーそのきっかけとなった和製油の産地ってどこなんですか?
「今の所、奈良吉野の檜の精油と鹿児島の芳樟(ホウショウ)精油です。実は、奈良吉野は私の母の実家でもあって、伯父が吉野で取れる檜や杉を使用した箸製造を営んでいたので、檜は私にとっても温かな思い出の香りなんですよね。
今は人工の物が増え、檜の消費量が落ちてきた事や、‘山入りさん‘と呼ばれる山を管理する職人さん達もいなくなったり、いろいろな理由で山は荒れ始めているんです。木って使わないと、土砂崩れとか起こして自然の循環が乱れるんです。
今はアロマブームに乗って檜の精油効果も注目を集めてるんです。吉野に育てられ、海外でアロマを扱っている私としては、檜の精油を人に伝える事で吉野の山々に恩返しをしたいと思い、檜は奈良吉野産を取り扱っています。
もうひとつは、鹿児島の芳樟(ホウショウ)です。私が15年程前に知った蒸留所さんで、最近になって訪れさせてもらうようになりました。歴史が長い蒸留所で、唯一国内でこの植物を育てて蒸留されています。」
ーーすごい!精油選びにもMasayoさんの人柄が表れていますね。こだわりが素晴らしい。
「ありがとうございます。私は、表には出てこない事を良く知りたいと思っていまして、アロマセラピストで精油を扱うものとして、足を運んでご縁のある限り知るべきだと思っています。これからも、どんどん蒸留所をめぐり、人に会いながら学んでいく予定です。」
ーーその後のペンダント作りにもこだわっていそうですよね。
「ペンダントの形は葉っぱの形にして欲しいとリクエストしました。精油をいれた後にボタボタ漏れてこないように試行錯誤したり、スポイトをつけて自由に入れ変えられるようにしたりしました。紐も動物の皮は使用したくはなかったし、オーストラリア人にも日本の絹を知ってもらいたかったので、日本から絹糸を取り寄せて使用しています。」
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ーーMasayoさんの思いで胸がいっぱいになってしまいます!私自身のマッサージセッションではアロマはほとんど使っていないので、浅知識しかないんですが、選び方はどういうところを重点において選択をしていますか?いろいろな会社が取り扱ってますよね。
「精油のラベルには、植物名がラテン語での記載があって、消費期限が書かれている事を確かめています。蒸留方法やどの部分を蒸留したのかも確かめます。例えば、葉なのか木部なのか、植物の育った産地も確認します。同じ植物でも産地が違えば精油成分が変わるものもあるんですよ。合成の物が入っていない‘精油‘はたくさんあるのですが、チェックしていてもトリック物も結構あるのです。
私はアロマ協会に属してるので、情報交換したり、実際に取りよせて香ってみたり、蒸留所から直接手に入るものなど、信頼できる人が手掛けているものを取り扱うようにしています。
私の取り扱いブランドは、信頼しているオーストラリアのメディカルアロマセラピストのロングーバが監修を行っているものです。協会主催のワークショップでもワンランク上の取り扱いをされていると言う事でした。
また、私が学生の頃からアロマのバイブルとして愛読してきたThe Complete guide to Aromatherapyの著者であり 、長年私が籍を置いているパーフェクトポーションのオーナーのサルバトーレ氏の精油は信頼しています。疑問があれば質問できるのも大きなポイントですね。使用目的にもよりますが、精油の分析表を出してもらって、内容成分を確認してから決めるようにもしています。」
ーー何か、ラベルチェックしてもトリック物もあるとか、何か食品の原材料ラベルと同じ感じですね(苦笑)ここまでチェックして選び抜かれたMasayoさんの商品なら安心して使う事ができますね。アロマに対するおもいが真剣なMasayoさん。ワークショップ等も開いているみたいですが、テーマ選び?みたいなのはどう決めているんですか?
「テーマはお客様の声から決める事が多いです。どういう事を知りたいのか?は、ずっとアロマをしてきている人と、ビギナーの人では着目点が大きく異なります。」
ーーそれはそうですよね。立ち位置違うと、知りたい事の内容がかわりますもんね。集客、告知はどういう風にしているんですか?日本人対象?それともローカルも含めてですか?
「フェイスブックや口コミ、ポスターを作ったり、インターネットのフリー掲示板などで募集したりしています。対象は世界中の人です!」
--物凄く研究熱心なMasayoさん。このインタビューだけでも私の脳みそは頭いっぱいです(笑)毎度オーストラリアへ来るたびにステップアップし、結婚、子育てと人生の転機もありながらも、アロマセラピストとして真剣に向き合っているそんなMasayoさんから海外へ飛び出したいセラピスト、もしくは海外で奮闘しているセラピストへ一言!
「今がチャンスがだと思ったら、迷わずトライしてください!」
Masayoさんのペンダント製作の過程については、ここだけで全て伝えきれないので彼女のブログも参考にしてください(いろいろ盛りたくさんです)。Masayoさんからセラピストの為のアロマにもチェックしてみてください。
※2020年1月29日 Masayoと共同で対談したビデオをアップデート
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