現在、日本人であれば、誰でも個人事業主ビザ(フリーランスビザ)を取得でき、滞在許可を得ることができていたのはみなさんご存知のことだと思いますが、2026年からフリーランスの法律がどうやら変わりそうだとの情報が入ってきました。2025年はまだペナルティはないものの、どの企業も準備および移行期間に入りました。 個人事業主として多くのセラピストさんは、はじめはいくつかのマッサージサロンでフリーランス契約で働きながら、自分のビジネスを成長させていくことがオランダで生き残っていく一番の方法とみていましたが、どうやらその方法も難しくなる可能性があります。私もフリーランスセラピストとしてサロンと契約しながら働いてきましたし、私が経営するサロンもフリーランサーしかいないので、私自身も契約を検討しなければならない立場になりそうです... そもそもなぜこのようなことになったかというと、 オランダ政府は、労働者の権利保護、不公平な競争の是正、そして健全な税収確保を目指している。同時に、フリーランスや自営業者が果たす経済的な役割を尊重しながらも、適切な基準を設定して偽装行為を防ぐことを目的としており、このような背景から、2025年から偽装自営業者への厳格な規制が導入されることになったそうです。 参考サイト 偽装自営業者とは?? 偽装自営業者とは、形式上は自営業者として登録されているものの、実際には特定の企業の指揮命令下で働き、被雇用者と同様の労働条件にある人々を指す。このような状況では、労働者は社会保障や労働者保護の対象外となり、不公平な競争や労働条件の悪化を招く可能性がある。 オランダ政府は、労働市場の公平性と労働者の権利保護を強化するため、 2025年1月1日から自営業者(ZZP)に対する規制を厳格化する方針を打ち出した。この動きは、偽装自営業者の問題に対処し、労働者が適切な社会保護を受けられるようにすることを目的としている。 参考サイト この声明をうけて早速いくつかのサロンは契約条件を変更しているそうで、その影響でそこで働いていたフリーランスのセラピストさんも辞めざるを得ない状況になったそうです。 私も早急に変更しなければいけない立場ですが、今まで一緒に働いてくださったセラピストさんを路頭に迷わせるようなことはしたくありません。会計士さんと相談しながら今後の雇用状況を決めていきたいと思います。ただ、オランダ全体の状況を見ますと、オランダ政府自身が多くの自営業者と仕事をしており、、、( ゚Д゚) 自らの組織内で規制を適切に実施できるかどうかが、今後の焦点となるため、、、この問題の複雑さを受け彫りにしているそうです。 ペナルティを課せられるのであれば、ぜひとも政府の体制を整えてからにしてほしいですね。。。 このフリーランサーの規定変更から言えることとしては、フリーランス契約でサロンで働くにしても、サロンに集客を頼る、甘んじるだけでなく、同時進行で、自分の事業を軌道に乗せるために計画的に自分のお客さんを獲得していくことが大事なのかなと思います。 オランダに来てから、自宅サロンで開業された学さんもいますし、オランダで個人事業主として生き残るためには、法律に振り回されない自分軸が必要になり、今後は”来ればなんとかなる”は通用せず、ある程度潤沢な準備資金も必要になるでしょう。(私は来ればなんとかなる精神で来ちゃいましたが…) こちらのサイトも参考になります。 ぜひチェックしてくださいね! また進展があればシェアします!!!
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プロフィール2022年6月までのブログは、オーストラリア在住現役セラピスト、「海外セラピストドットコム」発起人Megのブログ。 カテゴリー
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